新型コロナウイルスワクチン、子供は成人より低い副反応
厚生労働省の調査によると、新型コロナウイルスワクチンを接種した5~11歳の子供のうち、接種後に発熱したのは1割程度にとどまり、成人と比べて低い傾向が見られることがで分かりました。
新型コロナウイルスワクチンを接種した5~11歳の子供のうち、接種後に発熱したのは1割程度にとどまり、成人と比べて低い傾向が見られることが厚生労働省研究班(代表・伊藤澄信順天堂大特任教授)の調査で分かった。
研究班の中間報告が10日、厚労省専門部会で示された。
調査はファイザー製ワクチンを接種した5~11歳の106人を対象に実施。副反応が起きる割合などを調べた。
その結果、2回接種後に健康状態の報告があった子供62人のうち、37.5度以上の発熱があったのは11.3%だった。同社製を打った20歳以上を対象にした調査では、2回目接種後の発熱は38.1%に上っている。
子どもの2回目接種後の主な副反応の頻度は、接種部位の痛み、倦怠感、頭痛などは、いずれも大人より低いため、このデータを参考に、必要な子どもへの接種を円滑に進めてほしいと思います。
基礎疾患のある子どもへのワクチン接種により、重症化を防ぐことが期待され、基礎疾患を有する子どもへのワクチン接種については、本人の健康状況をよく把握している主治医と養育者との間で、接種後の体調管理等を事前に相談することが望ましいと考えられます。