
安倍元総理銃撃公判、弁護側「事件はあくまで政治的なテロではなく、個人的な恨みを晴らすための犯行」と主張
安倍元総理銃撃事件で、殺人などの罪に問われた山上徹也被告の公判が行われています。
注目は刑の重さですが、弁護側は殺人罪は認める一方、被告の手製銃を巡り、銃刀法違反の「発射罪」の成立などは争う方針を示しました。また、「有罪とされるものについても情状に酌量し、妥当に判断されるべき」としています。
凶弾と密接な関係ではなかった安倍元総理
安倍元総理は、過去に教団の友好団体にビデオメッセージを寄せるなどしており、被告は「教団に恨みがあり、関係がある安倍氏を狙った」などと供述したとされています。
弁護側はこうした経緯から、事件の背景に母親の入信による「宗教虐待」といえる状況があり、事件はあくまで政治的なテロではなく、個人的な恨みを晴らすための犯行だったとしています。
しかし、このイベントにはトランプ氏を始め、7か国の元首相・元大統領がメッセージを送っていています。安倍元総理もメッセージを寄せたことはありましたが、各イベントへの出席は確認できていません。本当に第3者に恨まれるほど親密ならばイベントに出席するはずです。
また、「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の田中富広会長が「友好団体が主催する行事に安倍氏がメッセージを送ったことはある」とし、「(安倍氏が)会員や顧問になられたことはない」と直接的な関係を否定したと報じられています。
我が国のマスコミも弁護側の主張を鵜呑みにし、被告を被害者扱いしています。しかし、安倍元総理は統一教会と密接な関係にはなく、安倍政権が統一教会の霊感商法取り締まりを厳しくしたのです。
そんな安倍元総理が選挙演説中に殺害されたのです。被告が行ったのは暗殺でありテロです。情状酌量の余地があっていいはずがありません。
