立民が蓮舫氏擁立を正式発表へ。党内からは不安の声と、連合から不満の声が漏れています

政府は、24日の閣議で、参議院選挙を、7月3日公示、20日投票の日程で行うことを決めました。

国民民主の山尾氏を巡る騒動が大きな話題となりましたが、立民も話題には事欠きません。注目されている蓮舫氏について、立民がいよいよ正式発表するそうです。

蓮舫氏出馬に党内から不安の声と連合から不満の声

『立憲民主党は24日の常任幹事会で、夏の参院選比例代表に蓮舫元参院議員の擁立を正式決定する。複数の党関係者が明らかにした。蓮舫氏の擁立を巡って支援団体である連合や党内の参院側を中心に慎重論が出ていたが、立憲が議席を増やした東京都議選(22日投開票)への貢献度合いなどを踏まえ、野田佳彦代表が擁立に踏み切ったとみられる』とのことです。

野田代表が判断したようですが、党中堅は『「野田氏は、蓮舫氏が精力的に都議選の応援に入ったことなどを考慮したのだろう」と指摘。一方で、「国民民主が一人の候補者でどこまでダメージを受けたか考えると、参院選にどこまで影響するかわからない」とまゆをひそめた』と、相変わらず党内では不安視されているようです。

また、蓮舫氏の出馬によって、連合から出馬する組織内候補の得票に影響する又は比例代表に送り出す組織内候補が弾き出されるとの懸念があり、不満が噴出していました。昨年の都知事選を巡っては「共産と連携する人は応援できない」と、連合は蓮舫氏を支持せず、小池都知事を支援する方針を取りました。その時の影響がまだ残っているようです。

不安を抱えたままの決定となりそうですが、ネット上でも「都知事選で「都政を変える」とか「国政とは違う視点で臨む」と繰り返していた蓮舫さんが、あっさりと国政復帰を目指すというのは、やはり有権者としては納得しづらいですね」「蓮舫さんは都知事選の時、もう二度と国会議員には戻らないと明言されました」と、出馬を疑問視する声が多く投稿されています。

蓮舫氏の出馬は立民にとって大きな賭けになるでしょう。

 

関連記事一覧