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古古古米について「炊飯器を開けた瞬間のにおいが“うっ、違う!”と感じると思うレベル」「カレーライスならわからへん」 ミヤネ屋での発言が物議です




お米の高騰と品薄により備蓄米が放出されています。小泉進次郎農相が随意契約による備蓄米の売り渡しを決めたため、より安価な値段で販売されることになりました。しかし、国会では国民民主党の玉木雄一郎代表が21年度産の備蓄米を「1年たったら動物のエサになるようなもの」と残念な発言をしたこともあり、味に注目が集まっています。

メディアの中には、備蓄米を美味しく食べる方法を紹介しているところもありますが、一方で、悪く言うメディアもあります。

消費者の購買意欲を失わせるミヤネ屋

備蓄米について、国民の関心は何といっても「価格」と「味」です。値段については、5キロ税抜き1980円、税込みでは2138円で販売を始めたところもあるといいます。

次に「味」です。オリコンニュースは『タイガーが伝授する”備蓄米”の美味しい炊き方に「こういう対応策好き」「手軽に試せるの良い」』で、美味しい炊き方を紹介しています。スポニチも『進次郎農相「どれを食べてもおいしい」21~24年産備蓄米を試食 古古古米をおいしく食べる方法とは?』で紹介していました。他にも日テレやFNNプライムオンラインなどが備蓄米を美味しく食べるコツを紹介していました。

消費者にとってありがたい情報です。しかし、そんな中、玉木代表のように食べる意欲を失わせる発言を流していたメディアもありました。

5月28日放送の『ミヤネ屋』には米の流通評論家が出演し、司会者の宮根誠司氏との間で『常本氏は古古古米について「脂が酸化していくんですよ。それが1年、2年、3年と進むごとに飽和脂肪酸として増えていく」「炊飯器を開けた瞬間のにおいが“うっ、違う!”と感じると思うレベルだよ、という話です」と説明した。これに宮根が「カレーライスとかにしたらわからへんでしょ」と“反論”し、常本氏が「カレーのにおいが強かったらね」とフォローする場面があった』といったやり取りがあったそうです。新米と同じように炊けばこのようなことが起こりうるかもしれませんが、企業が紹介するように、美味しく炊くコツをしっかりすればかなり軽減できるとのことです。当然ですが、この発言には批判が殺到しているようです。

実際に小泉農相が農水省で2021~24年産の政府備蓄米で作ったおにぎりを試食したところ、「どれを食べてもおいしい」と語ったとのことです。ただし、「古古古米」と呼ばれる21年産米は「ちょっと硬い」とのことでした。水加減で調整できますよね。

新米と比べ備蓄米が味が劣るのは素人でも解ることです。そんなことメディアに言われなくても十分承知しています。では、どうやったら美味しく食べれるのかを、広く紹介するのがメディアの役割ではないでしょうか。日テレは『「古古古米」の味は…“未知の領域”? 「古米臭」気になる場合の炊き方 五つ星マイスターに聞く、備蓄米をおいしく食べるには』と報じているのに、ミヤネ屋ではこのように扱っています。理解に苦しみます。




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