共産党員が幹部のパワハラを訴えるも、反乱分子にされ除籍とのことです 徹底した異分子排除は相変わらずのようです

党首公選制を訴えて共産党から除名された件や田村委員長の党大会での地方議員に対する発言が「パワハラ」と指摘され、また専従者が「共産党はブラック企業だ」と訴えるなど、内部のゴタゴタが何かと表面化される共産党です。

開かれた党への脱皮を図っているようですが、古い体質を引きずっているという指摘の声も少なくありません。

そんな中、昨年福岡では20代の党員2人が、幹部の「パワハラ言動」や専従職員の「違法残業」を訴え出たところ、反乱分子にされたと言います。

党に意見する者は反乱分子

デイリー新潮によりますと『このところ組織改革を訴え出る古参党員に対して除籍処分を乱発し、一部で訴訟沙汰になるなど内部統制に綻びが出ている日本共産党。昨年福岡では20代の党員2人が、日本民主青年同盟(略称「民青」、日本共産党を相談相手として活動する10代、20代が中心の団体)幹部の「パワハラ言動」や専従職員の「違法残業」を訴え出たことがきっかけで除籍処分となった』とのことです。

急に過大な勧誘目標を押し付けられ、要求に応えられないとパワハラが始まったと言います。

東京の中央委員会や共産党福岡県委員会の書記長に訴えると、取り合ってもらえなかったと言います。

4月25日に産経が『専従者が産経にSOS「共産党はブラック企業だ」』を報じていましたが、新潮の記事にも共産党のブラック体質が詳細に記されていました。

 Bさんは共産党に雇われている専従職員だったが、月90時間以上の長時間労働を強いられていたばかりか残業代も一切支払われず、いくら働いていても月の手取りで15万円ほどだったという。

「さらにもう一人、県常任委員には学生アルバイトの女性もいたのですが、他の専従職員とほぼ同様に勤務していたのにかかわらず、バイトということで月給は定額で約5万円でした。自分たちが労働者を虐げるように働かせておきながら、『労働者階級の党』と掲げていることについて甚だ疑問に思ったのです」(羽田野さん)
引用元 「幹部のパワハラを訴えたら調査もしてくれず反乱分子にされた」日本共産党から除籍された30歳&26歳の元女性党員が実名告発

2人の訴えについて共産党と民青は「事実ではありません」と主張しているようです。結果、2名は反乱分子とみなされたようです。

思えば党首公選制を訴え除名された党員も、反乱分子として扱われたようでした。党に意見する=反乱分子という体質は消えていないようです。

パワハラ・ブラック体質に、徹底した異分子の排除。共産党はいつの時代を生きているのでしょう。

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