島根原発2号機の再稼働で、中国電力が電気料金値下げを発表です
中国電力は7日、島根原発2号機の原子炉を起動し、再稼働させました。東日本大震災後の2012年1月に停止して以来、約13年ぶりの再稼働となります。
国内では事故後14基目の再稼働となりました。
また、収益環境は大きく改善するようで、中国電力は、再稼働前に電気料金の値下げを発表しています。
再稼働で電気代値下げ
中国電力は7日、松江市にある中国地方唯一の原発、島根原子力発電所2号機の原子炉を起動し、2012年に停止して以来、およそ13年を経て再稼働させました。
中国電力は再稼働前日の6日に、値下げを発表し『「中国電力によりますと、島根原発の再稼働で発電量全体に占める火力発電の割合が下がり、燃料費を抑えられるとして、経常利益ベースで今年度(2024年度)およそ110億円、来年度はおよそ400億円収支が改善すると見込んでいて、電気料金の値下げを発表しています。主に家庭向けになっている「低圧」の電気料金では、再稼働を織り込んで、すでに去年(2023年)6月から1キロワットアワーあたりおよそ1円値下げしているとしていて、一般的な家庭にあてはめた計算では、1か月およそ260円分の値下げになっているということです』とのことです。
これから寒さが厳しくなり、電気の使用量が増える中、朗報であります。
原発はコストが高いなど、原発反対派の方々は主張しているようですが、実際に再稼働させれば電気料金の値下げに繋がるのです。もちろん安全第一が大前提でありますが、家庭でも産業でも、安価で安定した電力の供給が望まれています。