ボーイング従業員10%削減 経営不振で1万7千人規模




産経新聞の記事によると、米航空機大手ボーイングは11日、今後数カ月の間に全従業員の約10%の人員削減を実施すると発表した。削減数は1万7千人規模になる見通し。同社は機体の品質問題による業績不振に加え、9月に始まった米国内でのストライキ長期化も経営に打撃となり、財務基盤の悪化に直面していた。
と書かれています。

ボーイングの従業員数は2023年末時点で約17万1千人です。
削減対象には幹部や管理職も含まれるといいます。
今年8月に就任したケリー・オルトバーグ最高経営責任者(CEO)は従業員宛てとして公表した声明で「われわれのビジネスは困難な状況にある。立て直しには厳しい決断が必要だ」と理解を求めました。
ストを巡っては労働組合が9月12日、執行部が会社側と暫定合意した25%の賃上げを含む労働協約案を否決し、翌13日からストに突入しました。
米西部ワシントン州シアトル郊外の工場などが操業を停止し、小型機「737MAX」といった機体の製造に影響が出ているとのことです。




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