『旧姓続称制度』を提案する加藤元官房長官。一部の候補の選択的夫婦別姓制度のやり方に危機感を表明です。。。
選択的夫婦別姓制度への賛否が自民党総裁選の1つの争点になっています。選択的夫婦別姓制度の導入に否定的な考えを示している1人が加藤元官房長官です。
加藤元官房長官は否定的な考えを示すだけではなく、『旧姓続称制度』という代案も示し、実務に長けている姿を示しています。
そんな加藤元官房長官が、ある候補のやり方に懸念を示しています。党のガバナンスの問題につながるというのです。実務家としての側面を余すことなく発揮している加藤元官房長官こそ、課題が山積する日本の舵取りをするに相応しい人物なのではないでしょうか。
小泉氏のやり方に懸念を示す加藤元官房長官
金曜日に投開票を迎える自民党総裁選で実務家としての一面を遺憾なく発揮しているのが加藤元官房長官です。
加藤元官房長官は国民所得の倍増を掲げ、総裁選に挑んでいますが、他の候補のやり方について懸念を示しています。
それは小泉氏が掲げた選択的夫婦別姓制度の導入とそのやり方です。
産経新聞のインタビューで加藤元官房長官は「自民党のやり方が崩れかねない。強い懸念を持っている」と語り、次のように答えています。
小泉氏は同法案を国会提出し、自民議員に賛成を義務付ける「党議拘束」をかけずに採決すると主張。これに関して加藤氏は、政府提出法案は与党の事前審査を経て国会提出、採決する仕組みだと指摘し、「党内で侃々諤々(かんかんがくがく)議論し、納得し、本会議でみんな賛成票を入れ、入れない議員は処分されてきた歴史がある」と述べた。「政府が勝手にやるなら与党は勝手にやっていいのか。ガバナンスの問題になる」とも訴えた。
また、家族同姓制度を維持した上で、法律に旧姓使用を明記することで旧姓を使い続けられる「旧姓続称制度」を提案した。
引用元
https://www.sankei.com/article/20240920-XHPJ4UV4ZRIWPK7M2SSN3EEDKE/
確かに加藤元官房長官が指摘しているように、内閣が好き勝手にやるのであれば与党の方も好き勝手やっていいのかという話になります。
選択的夫婦別姓制度でこのような手法を取るのであれば、それ以外の賛否が分かれる問題について同様の対応を取ることは容易に想像がつきます。
実務家の加藤元官房長官から見て、小泉氏の手法は危ういということに他なりません。小泉氏が総理総裁になれば、混乱することは火を見るよりも明らかではないでしょうか。
山積する課題を解決するためには、加藤元官房長官のような実務に長けた人物が日本には必要です。