マイナス金利解除でも円安株高




産経新聞の記事によると、8年間に及んだ日本銀行のマイナス金利政策の解除が決まり、次の焦点は追加の利上げの時期やペースに移った。利上げの継続は金融政策が正常化に向かっていることの証左となる半面、その歩みが早すぎると景気を悪化させる危険がある。市場とのコミュニケーションはこれまで以上に丁寧に行う必要がある。

「貸出金利、預金金利が大幅に上昇するとはみていない」と19日の金融政策決定会合後の記者会見で話しました。
17年ぶりとなる利上げの日本経済への影響を問われると、植田和男総裁はこう述べ、緩和的な金融環境が当面は続くとの見通しを強調しました。
利上げ局面では国債価格は下落(利回りは上昇)、為替は円高に振れ、株価は下落するのが通常のパターンです。
だが、この日の東京市場では逆の現象が起きました。
特に対ドル円相場は6日続落し、植田氏の会見中に一時1ドル=150円台半ばと、2週間ぶりの水準をつけています。
一方、市場が最も関心を寄せる追加の利上げについて、植田氏はこの日、明確に語ることはありませんでした。
市場には「当面は追加の利上げは難しい」との見方が広がっています。
株方面では順調な声を良く聞きますが世間ではまだまだ経済不況が続いている認識です。




関連記事一覧