国会で初のクルド人問題言及。岸田総理「ルールを守って生活していくことが大前提」と明言
埼玉県川口市のクルド人問題が注目される中、26日の衆院予算委員会で、国会で初めてこの話題が取り上げられました。
質問者は日本維新の会の高橋英明議員で、高橋氏は、岸田総理が「日本独自の外国人との共生社会」を提唱していることに関し、「ルールを守らない外国人とも共生するのか」と質問し、岸田総理は「あくまでルールを守るのが大前提」と答弁しました。
国会で初のクルド人問題言及。岸田総理「ルールを守って生活していくことが大前提」と明言
高橋氏は、「クルド人」との民族名の言及はしませんでしたが、報道やネット上で話題となったデモや、市立病院周辺に殺到する騒ぎを例に挙げ『ある一部の地域でひどい状態になっている』と指摘し、『こうしたことが起きると病院の機能も低下するし、近隣住民にとっては不安で仕方がない』と訴えました。
そして、高橋氏は、警察や入管による一斉取り締まりの実施を求めたうえで、岸田総理に「日本独自の外国人との共生社会」を提唱していることに関し、『ルールを守らない外国人とも共生するのか』と質問しました。すると岸田首相は『外国人との共生のあり方は国によってさまざまだが、あくまでもルールを守って生活していくことが大前提だと認識している』と答弁しました。
これまでも報道などで問題視された案件ですが、ついに国会で取り上げられました。人権にも関わる難しい問題ですが、よくぞ取り上げたと思います。クルド人に関わらず、近年、在日外国人や訪日外国人による犯罪などが多く報じられています。高橋氏が、警察や入管による一斉取り締まりの実施を求めましたが、国会で取り上げられたことで、当局も積極的に動きやすくなったのではないでしょうか。
そして、岸田総理が述べたことは、別段特別なことではありません。ここは日本です。日本のルールを守るということは共生の第一歩です。我々日本人も、海外に行けば、その国のルールを守ります。今後、政府には、どのようにルールを守らせるのか、ルールを守らない外国人をどうするのか、ということをしっかり議論して、対応していただきたいと思います。