ストロング系酎ハイ撤退の動き活発化
「安く酔える」を売りに、コスパやタイパを訴求したストロング系酎ハイは2010年前後から需要が拡大してきました。
近年は健康志向の高まりや、飲めるけれど、あえてお酒を飲まない生き方「ソバーキュリアス」の若者への浸透などもあり、ストロング系の市場は徐々に縮小しています。
調査会社インテージによると、20年に約1776億円だった販売額は23年に約1365億円にまで減少したとのこと。
市場縮小を踏まえ、アサヒは20年末に79品目あったストロング系商品を、現在は1商品に絞り込んでいるといいます。
18年にはストロング系を最大20商品展開していたサッポロも現在販売するのは1商品のみとなっており、一世風靡したストロング系酎ハイは大きく退廃しています。
以前の調査ではストロング缶酎ハイ500ml一本に含まれるアルコール量は、テキーラ4.5杯分に匹敵するとして話題になりました。
今後、どういった調整がなされるのか注目となります。