関西電力、乾式貯蔵施設を3原発に設置で調整




産経新聞の記事によると、関西電力が福井県内の原子力発電所で設置を検討している、使用済み核燃料を一時保管する「乾式貯蔵施設」について、同県内の高浜(高浜町)、大飯(おおい町)、美浜(美浜町)の3原発すべてで設置する方向で最終調整していることが6日、分かった。近く県と立地町に事前了解願を提出する。事前了解が得られれば原子力規制委員会に必要な手続を行う。と書かれています。

乾式貯蔵は建屋の中で金属製容器に収納し、冷却して保存する方法で、関電は「搬出するまで安全性の高い方式で保管できる」と強調しています。
設置に向けて、関電の森社長は昨年12月、産経新聞のインタビューに対して「技術的な検討・調査を進めている」としたうえで、「それぞれの発電所ごとに必要になっていくのではないか」と述べていました。
原発から出る使用済み燃料を巡り、関電は昨年10月、青森県六ケ所村の再処理工場やフランスに搬出する工程表を福井県側に提示しました。
県外搬出を円滑に行うため、一時的に原発敷地内に保管する乾式貯蔵施設の設置を検討するとして、県側の了解を得ていたとのことです。




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