立民・福山元幹事長が石川県以外の被災地に政務三役を派遣することを主張です。。。過去に現場を混乱させたと批判されたことをお忘れなのでしょうか。。。
能登半島で発生した大地震に与野党問わず、各政党が支援に力を入れています。立民の福山元幹事長もその一人です。
福山元幹事長は自身のSNSに『石川だけでなく富山、新潟にも出来れば省庁を超えて被災地の地図と人が分かる政務三役を派遣して下さい。』と珍しく建設的な提案をしています。
珍しく提案をした福山元幹事長ですが、東日本大震災の際に政治家が緊迫する現場に行き、現場を混乱させたと批判されたことをお忘れなのでしょうか。
珍しく提案をした福山元幹事長
幹事長の要職を離れて以降、表立った報道がなくなった福山元幹事長が珍しく政府与党に対して提案をしています。
能登半島で発生した大地震への対応について『総理は緊迫した時間を過ごされている事と推察します。昨夜20時、古賀災害担当副大臣の派遣を決定をされてよかった。ただ被災は広範囲です。石川だけでなく富山、新潟にも出来れば省庁を超えて被災地の地図と人が分かる政務三役を派遣して下さい。311の際は翌朝、日の出時に三県に三役を派遣しました。』と投稿しているのです。
他の被災した県にも政務三役を派遣するべきと提案している福山元幹事長ですが、政治家が被災直後の現場に行くことが決してプラスに働かないことは理解しているはずです。
民主党政権の時に発生した東日本大震災では、当時の菅直人首相が福島第一原発に乗り込み、現場を混乱させました。
政府事故調の最終報告書では『介入は現場を混乱させ、重要判断の機会を失し、判断を誤る結果を生むことにつながりかねず、弊害の方が大きい』とされているのです。
福島第一原発に首相が向かうことについて、当時官房副長官を務めていた福山元幹事長は聴取に対して『原発の状況も確認したい。相当、首相の中でストレスがたまっているのです。『私が直接、吉田所長とやる』という感じ。行かなかったら、現場も見ないで指揮したのかと、マスコミにたたかれる』と答えています。
この東日本大震災の時から政治家が被災地に赴くべきというのが福山元幹事長の自論なのかもしれません。
ですが、『現場も見ないで指揮したのかと、マスコミにたたかれる』と語っていることから、マスコミがどのように反応するかということが基準になっているようにも思えます。
今回の提案も『現場も見ないで指揮したのかと、マスコミにたたかれる』というような稚拙な考え方が根底にあるのではないでしょうか。
マスコミの反応ではなく、真に必要なことを岸田総理にはやってもらいたいと思います。