馳知事「高校野球は気温が低い時間帯にやるべき」「生徒諸君ががんばっているという美談で終わらせてはいけない」と苦言




今年も熱中症が猛威が国民を襲っています。特に、電気代を節約するためにクーラーの使用を控えた方が熱中症になり、救急搬送される例が多いようです。各自治体及び、マスコミは国民に対して暑さ対策を呼び掛けていますが、夏の甲子園だけは高校球児の体調など考えずに当たり前のように行われています。

そんな中、石川県の馳浩知事は記者会見で「決勝戦の時間帯はおかしいと思います」「高校野球の生徒諸君ががんばっているという美談で終わらせてはいけない」と苦言を呈しました。

夏の甲子園を目指す全国高校野球選手権の石川大会。決勝が行われた翌日の7月28日、馳浩・石川県知事は県庁で開かれた記者会見で苦言を呈した。話題は夏の大会運営のあり方に及んだ。

「決勝戦の時間帯はおかしいと思います。この暑い時にプレーボールは12時30分ではありませんでしたか。高校生のみなさんにとって、その時間帯で良いのか。私は良くないと判断しています。健康のことや球場への移動を思えば、朝方の8時プレーボールにしてあげれば、それに合わせて準備できる。12時30分の気象条件、気温は例年どんなもんでしょう。高校野球の生徒諸君ががんばっているという美談で終わらせてはいけない」

全国49代表が決まった地方大会の決勝時間をみると、10時や11時など午前の開始が36大会、他の13大会は午後の1時や2時など最も暑い時間帯の開始である。各地で決勝が行われた7月下旬は全国的に猛暑日が続き、熱中症の警戒アラートが発令される地域も少なくなかった。しかし、馳知事が提言する午前8時開始のような時間に実施される大会はなかった。

引用元 夏の高校野球「朝夕2部制」は実現可能か?―地球“沸騰”時代のスポーツのあり方を考える

その通りですね。試合をしている球児は勿論、応援している応援団やブラスバンド、観客の皆さんに審判まで、炎天下の中で誰が熱中症で倒れてもおかしくない状況です。高野連は即刻見直すべきです。

それと、甲子園大会ですね。朝日新聞が高野連と共に主催していますが、朝日新聞は報道や社説などで熱中症に関連したものを報じていて注意を呼び掛けています。それほど問題視するのなら馳知事の意見に耳を傾け、時間と日程を見直すべきではないでしょうか。日中の試合を控えることで日程が狂い、プロ野球にも影響が出るというのなら、その分、ナイターを行えばいいと思います。命は何物にも代えられないのではないでしょうか。




関連記事一覧