万博海外パビリオン、建設業者決定するも、6カ国にとどまる




2025年大阪・関西万博の海外パビリオンの建設準備が遅れている問題で、自前で建設を予定する56カ国・地域のうち、建設業者が決まっているのは6カ国にとどまることが8日、分かりました。

施設の複雑なデザインに資材価格高騰や人手不足が重なり、契約が進んでいないことが浮き彫りとなった。万博を運営する日本国際博覧会協会は支援策を打ち出し、工事の加速を目指す。

関係者によると、参加国が自前で建設する「タイプA」のパビリオンを希望する国のうち、建設業者が決定しているか選定を終えているのは、米国、カナダ、オーストラリア、シンガポール、ベルギー、オマーンの6カ国。他に5カ国が業者と交渉中で、19カ国が選定中としているという。
万博海外パビリオン、建設業者決定6カ国にとどまる

パビリオンの工事スケジュールについて、協会は来年7月13日までに建物や外観の完成、令和7年1月13日までに内装など展示関係の工事完了を目安としています。
国内の建設業者は日程が厳しいとして難色を示すが、協会幹部は8月7日の記者会見で「余裕を持って開幕を迎えるためのスケジュールであり、努力目標」と説明しました。




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