熊本のITベンチャー企業が、iphoneでブタの体重計測をわずか10秒で可能に。
畜産ITベンチャーのコーンテックは、「iphone pro」のカメラでブタを撮影するだけで、ブタの体重を自動で計測できるサービスを開発しました。
「iphone pro」に搭載されている、レーザー光による3次元の形状計測と距離測定を行う最新技術「LIDERセンサー」を活用しています。
世界で初めて3次元の形状計測からブタの体重を量ることができるようにしたことで畜産業界の新たな技術として注目されています。
生まれた直後のブタの体重は約1キロだが、約半年で100キロ前後に成長する。そのため、ブタを体重計に乗せるには数人がかりの作業となる。場合によってはブタが興奮して飼育員にけがを負わせることもある。このサービスを使えば、わずか10秒でブタの体重が計測でき、飼育員の労働環境の改善が図れる。
ブタの体重自動計測サービス「PIGI(ピギ)」は、過去3年間に収集した数万頭のブタの画像や体重など紐づけたかたちで人工知能(AI)が学習。専用のアプリを使って、ブタを撮影すると、AI内で立体画像を生成し、よく似た体型のブタの画像から体重をはじき出す。
将来的には、あらかじめ出荷に適した体重を登録することで、撮影したブタが出荷に該当するかどうか、また出荷時の肉質なども判別できるようにしたい考えとのこと。
こういった機能が実用化されれば、いままでのように勘と経験に頼ることなく、安定した品質のブタを育てることが可能になります。
畜産業界にも新たなIT技術導入で新たな光が見えてきました。
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