インテルが“半導体売り”からの脱皮を宣言
インテルは8月1日、同社のマーケティング活動に関する説明会を開催しました。
その中で、コーポレートスローガンを「Do Something Wonderful」から「it starts with Intel」に切り替えることを発表しました。
インテルの新しいコーポレートスローガン(メッセージ)は、より顧客志向の企業となり、新しい企業文化を醸成していくことを内外にアピールすることを目的としている。鈴木国正社長によると、パット・ゲルシンガー氏が米Intel(インテルの親会社)にCEOとして復帰してからの取り組みに変化への“伏線”が盛り込まれていたという。
半導体の研究/開発から生産までを“一貫”して行っていたIntelは、「IDM 2.0」と銘打って、半導体生産の一部を他社に委託するだけでなく、逆に他社の半導体生産を受託するようになった。また、「ムーアの法則」の再構築を目的とする研究/開発活動や、AI(人工知能)関連技術への投資も積極的に投資を行っている。
インテルが“半導体売り”からの脱皮を宣言 シフトチェンジで大切にしたこととは…
Intelの日本法人であるインテルでは、鈴木社長のもとで独自の取り組みとして「DcX(Data centric Transformation:データの利活用を機軸としたデジタルトランスフォーメーション)」を打ち出してきました。半導体を機軸とする技術力をもって、あらゆるデータを利活用できるソリューションを提供するという方針です。