深刻な自然破壊進むが尖閣諸島をドローン調査




29、30日に石垣市による尖閣周辺の海洋調査が行われました。
市の委託を受けた東海大の研究チームが周辺海域の水質など基礎的なデータを収集したほか、産経新聞記者も同行取材し、魚釣島などを船上から視察しました。

魚釣島では昭和53年に政治団体が持ち込んだヤギが繁殖し、草木を食べ尽くすなどの被害が指摘されている。今回の調査でも、ヤギの食害で山肌が所々露出し、崩落して土砂が海に流出している可能性がうかがえた。

初めて実施したドローンからの映像でも、とくに東側斜面の山肌がほとんど崩落している様子が見て取れた。海上を漂う漁具などのプラスチックゴミも目立ち、海岸に漂着して堆積している恐れもある。

深刻な自然破壊進む…尖閣諸島、ドローン調査

尖閣諸島周辺は古くから好漁場として知られていますが、流出した赤土や漂着ゴミを放置すれば環境汚染がさらに進むことは必至です。
貴重な生態系を守るため、上陸調査を含む具体的対策が求められています。




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