立民の福山哲郎幹事長、本多衆議院議員の発言撤回⇒撤回したから良いのではないか。西村大臣の方針撤回⇒批判続行。。。
立憲民主党がようやく本多衆議院議員の問題発言にケジメをつけるようです。問題への対応の遅さが際立っていますが、それと同様に際立ったのが立憲民主党、特に福山哲郎幹事長の二枚舌です。
本多衆議院議員が問題発言を撤回した当初、福山幹事長は『撤回したからそれでいいのではないか』と語っていました。ですが、西村大臣が問題となった方針を同じく撤回した後は、批判を続行しています。
もちろん両者の問題の本質は異なりますが、両者とも大問題であり、撤回したことには変わりありません。
同じ『撤回』でも福山幹事長の対応は何故ここまで違うのでしょうか。その答えは『身内かそれ以外』しかありません。
重い腰を上げた立憲民主党。当初から処分には及び腰だった
本多衆議院議員の問題発言が報道されたのは、早1か月以上も前です。その問題を今処理しようとしているのですから、立憲民主党の対応が遅いと言わざるを得ません。
当初から処分をする気がなかったことが、発覚当初の福山幹事長のコメントからも窺い知ることができます。
立憲民主党の本多平直衆院議員は8日、国会内で記者団に対し、性交同意年齢に関する党内議論で出た「50歳が14歳と同意性交で捕まるのはおかしい」との発言が自身によるものだったと認め「多くの方を傷つけ、不快な思いをさせた」と陳謝した。報道陣の質問は「コメントがすべて」と受け付けなかった。
福山哲郎幹事長は7日、さまざまな意見が出た中の一つだと記者団に強調し、「本人が言い過ぎたので撤回だと言っているのでそれでいいのではないか」と述べた。党として対応しない考えを示し、実名や発言の公表も「議論全部の議事録を作って発表しなければいけなくなる」と否定した。
引用元 立民、本多氏対応で「身内に甘い」姿勢露呈
この福山幹事長の発言の当否はともかく、撤回すれば問題ないとの姿勢が良くわかります。
ですが福山幹事長は、撤回をしたにも関わらず、批判を続けている問題があります。それは西村大臣が示した方針についてです。
方針撤回でも批判を続行する福山幹事長
西村大臣が表明した新型コロナウイルス対策の新たな対処方針は、問題が大ありでした。西村大臣も問題の大きさを自覚したのか、撤回と謝罪を行いました。
政府が撤回したのは、酒類提供停止の要請に応じない飲食店との取引停止を酒の販売業者に求めた8日の要請だ。内閣官房と国税庁が連名で出したが、業界は「お客様との信頼関係を毀損(きそん)する引き金となり得る」(全国小売酒販組合中央会)と強く反発。西村氏は13日の記者会見で、「強制ではなく、可能な範囲でご協力をお願いする趣旨だった」と釈明していた。
引用元 「金融機関働きかけ」「酒取引停止要請」、西村氏の相次ぐ「撤回」に党内からも反発
西村大臣には、今後このような方針を二度と示さないよう猛省をしてもらいたいと思います。
この方針撤回が示された同日に福山幹事長は次のようなコメントを記者会見で行いました。
「厳しい状況にある飲食店に潰れろと言っているようなものだ。あきれるばかりで商売の妨害をしている」
このコメントをした時に政府の方針撤回が福山幹事長に伝わっていたかは不明ですが、問題の性質は違うとしても、同じ『撤回』を巡ってここまで違うのは違和感しかありません。
両方とも大きな問題であることには違いありません。この福山幹事長の対応の違いは、処分方針決定後の福山幹事長の言葉に凝縮されているのではないでしょうか。
その言葉は『本人は立憲民主党が好きなんだと思います』です。
この言葉が端的に示しているのは『身内』に甘いということに他なりません。このような姿勢を隠そうともせず開けっ広げにする政党を信用できるわけがありません。