学校のテスト採点にAI技術のシステムを導入
日本政府は、AI技術の重要性を認識し、積極的な取り組みを行っている中、名古屋市は、市立の全ての中学校と高校に、AI技術を活用したテストの採点システムを導入することを決めました。
民間企業が開発したデジタル採点システムです。
模範解答と生徒の答案をスキャンすると…。
画面上に生徒たちの答案が一斉に表示され、教員が模範解答と照らし合わせながら「○」「×」をつけていきます。
(八幡中学校 佐藤和志教諭)
「手で採点していた時よりは時間は短くて済む。採点にかかる時間だけなら半分から半分弱」このシステムには、AIが自動で正解か不正解かを判定する機能もありますが、この学校ではミスを防ぐため教員が一つずつ目視で確認しています。
(八幡中学校 佐藤和志教諭)
「まだ精度が、そこまで確実じゃないと聞いている。最終的に人間の目で見るなら最初から全部(目視で)見ておこうと」名古屋市教育委員会は2学期が始まる2023年9月から、このシステムを市立の全ての中学校と高校に導入することを決めました。
引用元 AI技術で学校のテストを採点 名古屋市立の全ての中学と高校でシステム導入へ 一足先に導入した中学校を取材したら…
政府は、AIの普及に向けて、AI人材の育成を支援しており、経済産業省や総務省では、AI教育の推進やAI導入のガイドブックの提供など、教育分野におけるAIの活用を促進しています。
また、AIの利活用に関する法律や倫理的なガイドラインの策定も進められており、産業界との連携を強化、AI技術を実際のビジネスや社会課題の解決に活用する取り組みも行われています。
このように日本政府は、AI技術の研究開発や利活用を通じて、国内産業の競争力向上や社会の持続的発展を促進することを目指しています。