最低賃金、1,000円到達へ調整

厚生労働省の中央最低賃金審議会は３０日、令和５年度の最低賃金の引き上げを巡り、議論を始めました。

岸田政権は現在の全国平均時給９６１円を１千円に引き上げたい意向。審議会を構成する労使の代表らは、物価高騰を反映させて調整する見通し。上げ幅は過去最大となり、時給１千円に到達する公算が大きい。７月末にも引き上げの目安額をまとめる。

今後は１千円にどこまで上積みできるかが焦点となる。
最低賃金、１０００円到達へ調整　厚労省審議会で議論開始

目安額を踏まえ、都道府県ごとの地方審議会が話し合い、８月ごろ実際の引き上げ額を決めます。
１０月以降、順次適用されるとのことで、最低賃金は最低限の時給で、非正規を含む全ての働く人が対象となり、毎年度改定される見込みです。