厚生労働省、エムポックスの発症予防にワクチン接種の臨床研究




厚生労働省は、男性同士での性的接触がある方に対し、従来までサル痘と呼ばれていた感染症「エムポックス」の発症予防のため、ワクチンを接種する臨床研究の取り組みを開始される方針です。

厚生労働省などは15日、「エムポックス(サル痘)」のワクチンを、男性同士の性的接触がある人やエイズウイルス(HIV)感染者らに接種する臨床研究を、国立国際医療研究センター(東京)で始めたと発表した。

当面は同センターを受診している人などが参加できる。天然痘のために開発されたワクチンを使い、3100円の費用がかかる。エムポックス感染者に接触した人を対象にした別の臨床研究も進められている。

今年に入り感染報告が増えており、厚労省によると、昨年からの感染者は今月4日時点で計175人。男女とも感染する恐れはあるが、男性同士の性的接触者らの間で感染が広がっていると指摘されている。

エムポックスはサル痘と呼ばれていたが、世界保健機関(WHO)の決定を踏まえ、5月に名称が変わった。エムポックスウイルスが原因で、発熱や発疹などの症状が出る。

引用元 「エムポックス」接種研究開始 HIV感染者らにワクチン

エムポックスは、オルソポックスウイルス属のサル痘ウイルスによる感染症で、中央アフリカから西アフリカにかけて流行され、国内では、感染症法上の4類感染症に指定されています。

2022年に従前のエムポックス流行国への海外渡航歴のないエムポックス患者が世界各地で報告されていますが、全体の症例の報告数は減少傾向にある中、国内では、2022年7月に患者が確認され、その後散発的に発生が報告されていましたが、2023年に入り患者の報告数が増加しています。

そんな中、厚生労働省では、自治体や医療機関に対して、各国の状況や、サル痘の症状、感染経路等に関する情報提供を行いつつ、サル痘の疑い例があった場合には必要な報告を行うよう依頼するとともに、感染予防策等について情報発信を行っています。



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