「食品」に 続いて「電気代」も。値上げラッシュ再燃。
帝国データバンクの調査では7月に値上げを予定する約3400品目のうち2割超が電気代上昇を理由としており、今後さらに割合が高まりそうです。
原材料高の転嫁は一段落しつつあり、値上げの動きは年後半にかけて減速が見込まれるが、大手電力が今月から抜本的な料金引き上げを実施するなど電気代負担は強まりそうで、値上げラッシュが再燃する恐れもある。
帝国データバンクがまとめた5月末時点の調査によると、6月は調味料やカップ麺を中心に3575品目の食品が値上げされ、7月も業務用小麦粉の値上がりを受けたパン製品の価格引き上げなどで既に3485品目の値上げが予定される。年初からの累計値上げ品目数は今夏にも昨年1年間(2万5768品目)を上回り、年間3万品目を突破するのは確実な情勢だ。
電気代上昇は、ロシアのウクライナ侵攻や円安を背景にした火力発電の燃料価格高騰によるものです。
足元では液化天然ガス(LNG)などの輸入価格は下落傾向にあるが、大手電力7社は過去の高騰による業績悪化を補うため、6月1日に国の認可を伴う電気代の抜本的な引き上げを実施しました。