3万円の大台回復で勢いづく日本株




17日の東京株式市場で、日経平均株価が3万円の大台を回復しました。
新型コロナウイルス禍からの経済回復で企業業績が好調なことを受け、海外投資家らに日本株を買う動きが広がり、株主還元策を充実させる企業も増えており、輸出業種などの業績を押し上げる円安が続くとの見方も手伝って相場が勢いづいています。

平均株価が約1年8カ月ぶりの高値を付けた背景には、コロナ禍からの経済正常化の進展への期待がある。17日の取引開始前に公表された令和5年1~3月期の実質国内総生産(GDP)の伸び率は市場の想定を上回り、景気が上向くとの見方が強まった。

企業の業績は好調だ。陸運や空運などはコロナ禍の行動制限の緩和で客足が戻り、訪日外国人観光客の需要も伸びている。円安や資源価格高騰などを追い風にして、商社を中心に卸売業も活況に沸く。

3万円の大台回復で勢いづく日本株 〝バフェット効果〟も追い風に

東京証券取引所は3月、上場企業に株価を意識した経営を要請。企業価値を判断する指標の一つで、株価を1株当たりの純資産で割って算出するPBR(株価純資産倍率)の改善を求めており、これに伴い一部の企業はPBRの改善につながる自社株買いを進める方針を決めたとのことです。




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