脱マスクの心理を突いて、コスメ需要ふくらむ




新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に引き下げられ、「脱マスク」を意識した商戦が加速しています。
百貨店は化粧品市場が活性化すると期待を高め、売り場の充実を図ります。

マスクで隠されていた部分のリップやチークなどが動き出しているほか、体の内側からきれいになる美容・健康をテーマにした新売り場も登場している。

「マスクを取ったら自分の顔の感じが3年前と変わっていた。印象がよくなるメークを教えてほしい」

大丸梅田店(大阪市北区)の化粧品売り場では、女性客からそうした声が聞かれる。

同店の広報担当者は「マスク着用でしばらく使われなかった口周りのリップなどについて問い合わせが急増している」と話す。状況に応じてマスクを着脱する場合が多くなったことから、マスクでも落ちにくいリップを販売。チークカラーなども合わせて購入する客が増えている。
脱マスクの心理突き、コスメ需要ふくらむ 百貨店は売り場充実

マスクで隠されない目元のアイカラーも、気持ちを切り替えるアイテムとして注目が高まります。
ナリス化粧品は21日、アイカラーセット「Vieta グロウフィットアイズ 06 シャイニーベージュ」(2750円)を発売するとのことで、自然で優しい「抜け感」が特徴で、「マスクを着けても外しても顔のバランスが取れる」といいます。マスク解禁はこういった化粧品業界にも大きく関わってきます。




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