立民・枝野前代表が野党候補一本化について反省の弁です。。。もはや勝つための策はないようです。。。
代表の座から降りて以降、表立って発言をすることを控えてきた枝野前代表が、選挙戦略について言及しました。
枝野前代表が行って以降、野党の選挙戦略の定番になっていたのが野党候補の一本化です。この戦略について反省の弁を語っているのです。
自らが率先して行った戦略について反省することは評価できますが、他の野党にすがらないと選挙で勝利できないのも事実です。
枝野前代表の発言を受けて、立民は今後、どのような選挙戦略を打ち立てるのでしょうか。。。
枝野前代表が野党候補一本化に言及しています。。。
21年の衆議院議員総選挙、22年の参議院議員通常選挙と連敗街道を歩み、先月の補欠選挙では候補者を擁立した選挙区で立民は全敗を喫してしまいました。
支持率を見れば負けて当たり前と思いましたが、その敗因について岡田幹事長は次のように語っています。
立憲民主党の岡田克也幹事長は24日未明、自民新人が混戦を制した衆院千葉5区補選の敗因について「野党の側が候補者を調整できなかった一点に尽きる。一つの教訓にしなければいけない」と強調した。党本部で記者団に語った。
中略
岡田氏は「本当にこのような戦い方をして、有権者の期待に応えることになっているのか。それぞれの政党がよく考える必要がある」と苦言を呈した。
引用元 立民・岡田幹事長「野党側が候補者調整できなかったことに尽きる」、衆院千葉5区で自民に敗北
岡田幹事長は、他の野党に対して立民に協力しろとでも言いたいのでしょうか。教訓にすると語っていることから、岡田幹事長の頭には野党候補者の一本化ということが選挙に勝つための最低条件とあるように思えます。
この野党候補者の一本化ですが、この戦略を取り始めた時の代表、枝野前代表は反省の弁を述べています。
立憲民主党の枝野幸男前代表は29日、動画投稿サイト「ユーチューブ」の生配信で、自身が代表だった2021年衆院選小選挙区での野党候補一本化を巡り「最大野党として他党に遠慮や、すがっている印象を与えた可能性があると反省している」と述べた。
枝野氏は21年衆院選で、共産党を含む野党共闘路線を主導した。この日のユーチューブでは、候補者一本化について「戦術論として正しいが、他の野党の力を借りて勝とうとしているという見え方では勝負にならない」と語った。
次期衆院選を見据え、衆院定数465の半数以上の候補者を選挙区で擁立すべきだとも強調した。
引用元 枝野氏、21年衆院選を反省 一本化巡り「遠慮の印象」
マイナスの印象を与えたということには同意できますが、『遠慮』『すがっている』というものではなく、ただの『野合』と有権者には映ったのではないでしょうか。
『戦術論として正しいが、他の野党の力を借りて勝とうとしているという見え方では勝負にならない』とも語っていますが、野党候補者の一本化について『他の野党の力を借りて勝とうとしているという見え方』以外の見え方があるのでしょうか。
戦術論としては正しいとしていることから、今後の国政選挙でもこれまでのやり方を踏襲するように思えますが、このような戦術に依存していては、党勢回復どころか衰退の道を歩む以外に道はないと思います。