4月の倒産数、13カ月連続で増加
東京商工リサーチが11日発表した4月の全国企業倒産(負債額1千万円以上)は、前年同月比25・5%増の610件と13カ月連続で増加しました。
新型コロナウイルス禍に伴う政府の資金繰り支援の効果が薄らぎ、物価高も追い打ちをかけています。
13カ月連続増加は平成11年11月~12年11月以来、22年5カ月ぶり。
負債総額は、不動産事業を手がけるユニゾホールディングス(東京、負債1261億9800万円)の大型倒産を受け、約2・5倍の2038億6100万円となった。
産業別では、建設業が65・4%増の134件、製造業が26・2%増の77件だった。サービス業他は23・2%増の191件、運輸業は9・0%増の24件となった。資材や原材料、燃料費の高騰の影響が大きかったほか、コロナ禍からの業績回復の遅れや人手不足も響いた。
4月倒産、13カ月連続増 コロナ支援効果薄らぐ
コロナが5類に変わり、これから社会は大きく変わっていくと思われますが、業績回復を待たずして倒産してしまった会社が多数あり、13ヶ月連続増加という現状となってしまいました。
少しでも早く経済回復に至ることを祈るばかりです。