泉代表の代表質問に、識者が『ミスリーディング』と指摘です。。。やはり安全保障政策は苦手なようです。。

立民の泉代表が代表質問に立ちましたが、予想外の波紋を呼んでいます。それが、泉代表が反撃能力について言及した際の発言のことです。

泉代表の発言をめぐっては、そもそも解釈に誤解があるといった否定的な意見が目立ちます。番組MCを務め大学教授であり、弁護士でもある野村修也氏は泉代表の発言について『ミスリーディング』と指摘しています。つまり理解されていないのです。

立民の苦手とされる安全保障政策への言及でしたが、やはり苦手なものは苦手のようです。

泉代表の発言が波紋を広げています。。。

招集された通常国会で、岸田総理の施政方針演説に対する各党の代表質問が行われました。存在感が全くない立民の泉代表にとってはこの代表質問で存在感を大いに示したいところでした。

ですが、この代表質問ではネガティブな意味で泉代表は目立ってしまいました。

 立憲民主党・泉代表:「敵基地攻撃は国際法違反の先制攻撃にならざるを得ず、反対の立場です。政府の『反撃能力』も、もし相手国のミサイル発射の阻止を目的とするなら、同じく国際法違反の先制攻撃とみなされるでしょう」

岸田総理大臣:「(反撃能力は)必要最小限度の防衛の措置として行使するものです。国際法の順守を当然の前提としたうえで、ミサイル攻撃を防ぐのにやむを得ない必要最小限の措置の対象を個別具体的な状況に照らして判断していく
引用元 立憲・泉代表 政府が防衛3文書で決定した“反撃能力”に「反対」

政府が取り組む安全保障政策の大転換に反対する姿勢を示す泉代表ですが、泉代表が『国際法違反』と指摘したことが大きな波紋を呼んでいます。

この泉代表の発言について野村氏は次のように指摘しています。

国際法の解釈に誤解があるようだ。国連憲章51条は個別的自衛権を認めており、その発動要件を「武力攻撃が発生した場合(if an armed attack occurs)」と定めている。国際法学では被害が実際に生じるまで待つ必要はなく、相手が武力攻撃に着手した時点であると解されている。

敵基地攻撃は、我が国特有の縛りである「専守防衛」との関係で議論されることはあっても、国際法違反という議論は無かったはず。立憲民主党の泉代表が国際法違反だと言っているのは、「反撃」を「先制攻撃」に置き換えているから。適法なものを違法なものに置き換えて批判するのはミスリーディングだ。

問題は、①着手時点での反撃と、②着手前の先制攻撃との区別だ。②が国際法違反だというのはその通りだが、①は国際法違反ではない。今、反撃能力の関係で問題になっているのは①。なお、今の自衛隊にはミサイル攻撃を受けた後の反撃能力もないのだから、その整備を否定したのでは国民の命は守れない。
引用元 野村修也氏公式SNS

泉代表が言及した国際法違反が『ミスリーディング』だというのです。立民は安全保障政策が苦手と言われてきましたが、泉代表が代表質問の場で国際法違反と言及したことで、苦手ということやそもそも理解が足りないことがより鮮明になってしましました。

日本の安全保障環境はここ数年で激変しており、民主党が政権を担っていた時とは緊迫の度合いも大きく異なります。そうした状況下で安全保障政策が苦手な政党に政権担当能力があるとは思えません。

存在感を示す場となるはずだった代表質問は、結局、立民、そして泉代表が政権を担うのに値しないことを明らかにしただけでした。

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