コロナ、来年度から2類→5類緩和へ動く見込み




政府が、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の類型変更をめぐり、来年4月1日に危険度が2番目に高い「2類」相当から、季節性インフルエンザ並みの「5類」に緩和する方向で検討していることが27日にわかりました。

流行「第8波」の感染状況を慎重に見極めながら、厚生労働省の厚生科学審議会(厚労相の諮問機関)などで詰めの議論を進める。

新型コロナは現在、感染症法上の1~5類の分類とは別に「新型インフルエンザ等感染症」に規定され、結核などの2類感染症よりも厳しい感染症対策が取られている。

医療費や入院費は、現在は全額公費負担だが、「5類」になればこうした措置の法的根拠がなくなり、一部自己負担となる。

政府は今後、経過措置として当面の間は公費負担を継続し、1年ほどかけて段階を踏みながら通常の保険診療に移す。
コロナ、来年度から2類→5類緩和へ 公費負担は当面継続

類型変更の議論が持ち上がった背景には、現在主流のオミクロン株の重症度や致死率がインフルエンザと大差ないほど低下したとの科学的知見が得られたことに加え、ワクチン接種も進み、初の国産治療薬「ゾコーバ」が11月に緊急承認されたことなどがあるとのこと。
このまま収束してもらうことを祈るばかりです。




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