IPEF交渉官会合が閉幕し、カナダ参加を議論




オーストラリア東部ブリスベンで開かれていた新経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」の首席交渉官会合が15日、閉幕しました。
会合は10日から行われていました。日米豪など14カ国の実務レベルの交渉官が供給網や農業振興、貿易を議論し新規参加を希望するカナダの扱いも話し合った模様です。

IPEFを主導するバイデン米政権は来年の早い時期に14カ国の閣僚会合を開き、交渉を前進させたい意向とみられる。

IPEFは、各国の利害が衝突する関税の引き下げ交渉はせず、貿易や供給網、クリーン経済、公正な経済の4分野で協力を深める仕組み。

IPEF交渉官会合が閉幕 供給網、カナダ参加を議論

会合を主催したオーストラリアの政府関係者は、今回の会合の主な目的は論点整理だと説明しており、「14カ国がすぐに合意できるものと、交渉に時間がかかるものを切り分ける」と話しました。




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