米中間選挙、対中強硬路線を強めることへの警戒感
米中間選挙で上下両院の多数派を握る与党の民主党が苦戦している現状で、今後の連邦議会運営は政策の停滞が予想される中、バイデン大統領が通商政策で成果を急ごうと、対中強硬路線を強めることへの警戒感が高まっています。
民主党のバイデン政権は半導体関連製品の中国への輸出規制を強めるなど、トランプ前政権の対中政策を継承してきた。今後もその路線は変わらないとみられている。みずほリサーチ&テクノロジーズの安井明彦首席エコノミストは、「議会で法案が通りにくくなることで、バイデン氏は外交で独自色を出そうと、対中強硬路線を強めるのではないか」と懸念する。
アメリカと同盟国の日本は対中路線で米国と歩調を合わせてきています。
中国を念頭に置いた経済安全保障推進法を成立させることで、バイデン大統領が発足させた新しい経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」に参加するなど、米国を軸にした同盟国との供給網の強化に努めてきています。
アメリカの方向性によって日本にも大きく影響するため、今後の米中間選挙の動向に注目です。
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