ビール大手ハイネケン、ロシア事業を157円で売却
オランダのビール大手ハイネケンは25日、ロシア事業を同国企業アルネスト・グループに総額1ユーロ(157円)で売却したと発表しました。
2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻を受け発表したロシア事業からの撤退が、侵攻から約1年半後になって完了したとのこと。
ハイネケンはロシアに七つのビール醸造所があり、従業員が約1800人いる。売却後はアルネスト・グループが全従業員の雇用を3年間保証する。売却による損失は3億ユーロと見込んでいるが、23年の業績見通しは変更しないとしている。
ビール大手ハイネケン、ロシア事業を157円で売却
既に生産を停止しているブランド・ハイネケンに加え、半年以内にアムステルの製造も停止しています。
一部の小規模な地域ブランドに限って3年間のライセンス生産を認めるが、手数料などの収入は得ないとしています。