呆れ果てるマスコミの印象操作、エリザベス女王の国葬と安倍元総理の国葬の比較に意味はあるのでしょうか。。。
安倍元総理の国葬をめぐってマスコミが行き過ぎとも言える国葬反対キャンペーンを行っています。そのマスコミの1つが東京新聞です。国葬は安倍元総理の功績を称え、故人を追悼する場ですが、こともあろうにエリザベス女王の国葬との比較を記事にして配信しました。
その比較の中には、イギリスの国葬制度が記されていますが、将来的に他国の制度を参考に制度を整えるというのであれば意味があると思いますが、決まった国葬に対して制度が違うと訴えるのは論点がズレているのではないでしょうか。
そして、東京新聞の記事の結語には、『タイのプミポン前国王の国葬を取材した。黒い服の着用を求められ、息苦しかった。』と記されています。国葬の場で『息苦しかった』と記す東京新聞に、国葬について理解を求めるのは無理なことなのかもしれません。
必死に安倍元総理の国葬の評価を下げようとする東京新聞
国葬の実施が決まって以降、国葬に反対するマスコミは挙って国葬反対キャンペーンを実施しています。その1つの東京新聞は、英国のエリザベス女王の国葬を持ち出して比較すらしています。
その比較の中には、制度について次のように記されています。
英国法思想史が専門の同志社大の戒能通弘教授は「英国は税に対して大変厳しい国柄。国葬は王室や特別な功労者を対象とし、議会での予算審議と承認が必須とされる」と説明する。
中略
ひるがえって日本では、天皇陛下の葬儀は皇室典範で「大喪の礼」を行う定めだが、国葬については明確な定義はない。岸田首相は国会を開かず、安倍氏の国葬の実施を閣議で決定。内閣府設置法が国の儀式を所掌しているので、内閣の会議(閣議)で決められると主張し続けている。
戒能氏は「英国は国民が主権者という思想が浸透し、国民のコンセンサスが重視される。国民の代表である議会の承認を得ることは当然だと考えている」とし「国会の議論を経ず、閣議決定で決める日本と英国の国葬のあり方は決定的に違う」と指摘する。
引用元 安倍晋三元首相とエリザベス女王、国葬をあえて比べると…手続き、準備期間、参列者の違いから見えること
イギリスは国葬についての議会の承認が制度として求められており、一方日本は行政権に属するだけの話です。東京新聞はゴリゴリの国葬反対で思考が停止しているのだと思いますが、岸田総理の説明について理解を示す専門家の意見は耳に入らないのでしょうか。
そして、そもそも東京新聞は国葬についての理解が浅いのではないでしょうか。当該記事の最後には次のような言葉が載せられています。
◆デスクメモ
5年前、在位70年に及んだタイのプミポン前国王の国葬を取材した。黒い服の着用を求められ、息苦しかった。一方で王宮周辺を市民が埋め尽くす光景は壮観でもあった。国葬は弔意の強制に陥る危険を宿す。それでも実施するなら、幅広い社会的合意は最低条件ではないか。
引用元 安倍晋三元首相とエリザベス女王、国葬をあえて比べると…手続き、準備期間、参列者の違いから見えること
驚くべきことに他国の国葬についてもイチャモンをつけているのです。国葬を取材に行ったのであれば、その国の求めに応じるのが最低限のルールではないでしょうか。それを『息苦しかった』と言ってのける神経が理解できません。
黒い服の着用の求めすら『息苦しかった』と感じる東京新聞に、そもそも国葬についての理解を求めることは無理なことなのかもしれません。この方は友人の葬式も黒い喪服で行かないのでしょうか?
マスコミの質の低下は想像以上に深刻なようです。