大阪特命担当となり積極的に大阪選挙区の候補を応援していた菅直人元首相ですが。。。結果は見事な惨敗でした。。。
参議院議員通常選挙に並々ならぬ想いで臨んでいたのが、立憲民主党の菅直人元首相です。菅直人元首相は日本維新の会打倒に熱意を傾けており、参議院議員通常選挙では大阪選挙区の特命担当という一体なにをするのか分からない役職についていました。
元首相ではありますが、菅直人元首相の地盤は東京です。縁もゆかりない地でどれだけ影響力を発揮できるのかと思いましたが、選挙の結果を見れば案の定の惨敗でした。
惨敗を喫してしまった大阪選挙区、菅直人元首相の登場は低迷を続ける党勢に拍車をかけたのではないでしょうか。
菅直人元首相が駆け付けた大阪選挙区。。。
党勢拡大の一途を辿っている日本維新の会の警戒感を抱いた立憲民主党は、菅直人元首相を大阪選挙区の特命担当として大阪に送り込みました。
元首相とはいえ、決して人気があるとは言えない菅直人元首相ですが、当人は頻繁に大阪入りをし、熱弁を振るっていました。
菅氏は「本来、東京を選挙区とする衆院議員でありながら、なぜ、大阪の特命担当を自ら希望し、こういう形で、最初の演説として、入ったのか」と切りだし、「このまま間違うと、二重の意味で日本は大変な問題を抱えてしまう」「日本の政治にとって大きな曲がり角になる」などと呼びかけた。
まず、維新の代表、副代表が大阪市長、大阪府知事を務める大阪では、府・市が一体となって、カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致計画を進めることを問題視。これについて「3年前、4年前ならまだしも、今カジノをやっても、もうからない。赤字が増える」と、コロナ禍もあって、経済や国際交流が停滞、変化する現況に合致しないと呼びかけた。
「2人(松井、吉村の両氏)とも、もう分かってると思う。しかし、いまさら引き返せない。だから、話を変えようとしている」
引用元 【参院選・大阪】立民菅直人氏が維新のIR誘致、原発稼働など批判「間違ってます」大阪特命担当
日本維新の会憎しであることが良くわかると思います。そして菅直人元首相は、記者からの問いかけで、次のように語っています。
――党の中からは、批判を抑えるべきだ、との声も出ていますが?
「あのね、維新は自民党の別動隊みたいなものなんですよ。だから自民だけじゃなく、彼らとも戦わなくちゃいけない」
そして聞いてもいないのにこんなことまで……。
「だいたい、これだけ言っても彼らは一言も反論してこないじゃないですか。維新は菅直人を恐れているんですよ! ビビっているんですよ!」
引用元 “維新憎し”で暴走する菅直人元首相 身内からもブーイングが
本人が言い放った『維新は菅直人を恐れているんですよ! ビビっているんですよ!』との言葉ですが、よほど手応えを感じていたのでしょうか、それとも妄想なのでしょうか。
その答えは選挙結果を見れば明らかです。これは妄想でした。
大阪選挙区で敗れた立憲民主党の新人の石田敏高氏は、「この結果はひとえに候補者本人の責任で、おわび申し上げたい。今回、街角でいろんな方の声を聞かせていただき、その声は決してなくならないと思います。私たちの思いも皆さんの声もどこかでまた花開くことを待っていると思っています。本当に今回はありがとうございました」と述べました。
引用元 参院選大阪選挙区 敗戦の弁
菅直人元首相が応援し続けた候補者は敗戦の弁を述べています。更に得票数を見てみると、4番目で当選した候補が獲得したのは約58万票です。一方、立憲民主党の候補者が獲得したのは20万票にも届きませんでした。
この選挙結果を見れば、菅直人元首相のことを日本維新の会が『恐れている』『ビビっている』ということはなく、ただただ相手にしなかっただけでした。
妄想に妄想を重ねる元首相の姿が目立った大阪選挙区ですが、菅直人元首相には現実を見ることをまずは覚えてもらいたいと思います。