節電の夏を無理なく乗り切る対処法
今夏の電力需給は、全国で瞬間的な需要変動に対応するために必要とされる予備率3%以上を確保しているものの、厳しい見通しであり、資源エネルギー庁が電力消費について発表されています。
今年は節電の夏と言われています。資源エネルギー庁が一般家庭の家電製品の1日の電力消費割合を調べたところ、エアコンが34.2%と最も多く、冷蔵庫が17.8%、照明が9.6%でした。
夏の節電というと「エアコンを控える」と考えがちですが、他の部分でも節電はできますし、どんな家電にどれだけの電力を使っているのか知っておくことも節電につながるかもしれません。節電におススメの家電製品と節電のポイントを家電量販店で取材しました。
水津邦治アナウンサー「郡山市の家電量販店です。ここ数年サーキュレーターの種類が増えて、今では50種類以上もあるんです」
エアコンの効率を上げるため、人気のサーキュレーター。こちらは、センサーで部屋の温度を測り、風量を調節するタイプのものです。
さらに、最近人気なのが、扇風機タイプのサーキュレーター。風を人に当てるだけではなく、上を向いて空気もかくはんしてくれます。量販店の担当者に節電につながる「置く位置」を聞いてみました。
夏に家庭で電力消費が最も多いのはエアコンとされていますが、無理のない範囲で室内の温度を上げることが節電につながり、例えば設定温度を26度から28度に2度上げると消費電力を5.4%削減できます。
また、目詰まりしたエアコンのフィルターを掃除するだけでも1.9%の削減効果があるとしています。
このように国民に呼びかけを行い、政府は国民生活、経済活動に支障のない範囲において節電へのご協力をお願いし、供給力の確保に最大限の努力を行っています。