
ウナギがピンチです!EUがワシントン条約の規制対象にウナギ全種の規制提案を検討とのことです
ウナギがピンチに陥るかもしれないそうです。
『関係者によると、提案自体が見送られる可能性も残るが、EUは6月上旬までに方針を決め、正式提案する可能性が高い。承認には締約国会議で投票国の3分の2以上の賛成が必要で、現時点での情勢は不明だ』とのことですが、生産者は不安を訴えています。
ウナギの養殖生産量日本一を誇る鹿児島県の関係者からは「経営が成り立たなくなる」「国は提案を防いでほしい」などの声が聞かれたといいます。
『EUは、ウナギ類全種を輸出国に許可書の発行を義務付けしたい考えとみられる。仮に提案が認められた場合、輸入シラスウナギ(ウナギの稚魚)の入手が難しくなり、取引価格の高騰が予想される。県水産振興課によると、県の2024年度漁期のシラスウナギ採捕量は約2.5トン。35年ぶりの2トン超えと「豊漁」だった。一方で、養殖用に投入するシラスウナギの池入れ量上限は鹿児島県は8.5トン。不足分は県外産や輸入で補っているのが現状という』とのことです。
もし、提案が通ってしまえば、日本のウナギ文化へのダメージは計り知れません。しかし、一方でウナギの数は、今年は日本では豊漁のようでしたが、減少していることは否定できません。日本は積極的に資源保護や回復に努めてきましたが、世界を見ると、一部の国の乱獲の影響で絶滅危機にある生物もいます。
とはいえ、ウナギは日本人の好物のひとつであります。ただでさえ高価な食べ物が、本当に庶民が口に出来ないものになってしまっては困ります。日本政府は全力で提案を防いで欲しいです。