政府の節電要請に憤る玉川徹氏ですが、どうして効果的な節電方法を指摘しないのでしょうか。。。

異例の速さで梅雨明けが発表されました。それと同時に日本列島では猛暑に見舞われています。猛暑を前にして政府は電力供給が逼迫しているとして無理のない節電を要請しています。

節電要請を受けて、各企業が節電に取り組んでいますが、中でも傲慢なのがテレビ局です。局内の照明を何割か削減しながら放送を続けていますが、人々に情報を伝えるのが役割のテレビでありながら、最も効果的な節電方法を伝えていないことが明らかになりました。

節電要請を前にテレビ朝日の社員、玉川徹氏は政府の対応を批判していますが、大事な情報を隠すテレビに、政府を批判する資格があるとは思えません。

玉川氏が憤る節電要請。。。

政府への批判だけは忘れることがないテレビ朝日系モーニングショーは、節電要請についても今までもと同様に批判しています。

「政府が要請してきていることには若干ひっかかっている。東日本大震災のあとに原発が全部とまった。それでも電力は足りた。あれから10年以上たって、ひっ迫しているって何ですか?って話なんですよ」と疑問視した。
中略
さらに「設備投資の面から、もっと早い段階から再生可能エネルギーを増やせばよかったのに、やらなかったのは原発動かせるでしょと思っていた。何年かすれば地震のことも忘れて、原発を動かせるようになるからという気持ちが、政府にも電力会社にもあったと思う」と怒りをにじませた。
引用元 玉川徹氏 政府の節電要請に怒「もっと早く再生可能エネルギー増やせばよかったのに」

さらに別の放送日も『根本的に電力の自由化、つまり総括電化方式というのをやめたというところに起因する』と言いたい放題の主張をしています。

玉川氏からすれば政府を批判できればそれで満足なのでしょうが、NEWSポストセブンが気になる報道を過去にしています。それがエアコンよりも効果的な節電方法です。

テレビ局が報じない効果的な節電方法

節電要請を受けて、企業、そして個人でも節電を実施していると思いますが、節電で真っ先に思い浮かぶものがエアコンだと思います。

確かにエアコンも節電方法の1つではありますが、もっと効果的な節電方法が野村総研のレポートにあるとNEWSポストセブンが過去に報じています。

「こまめに電灯を消そう」「エアコンの設定温度を28度に」――テレビのワイドショーでは、様々な節電方法が連日紹介されている。その一方で、黙殺され続けている一番効果的な節電方法がある。

それはズバリ「テレビを消すこと」だ。

興味深いデータがある。野村総合研究所が4月15日に発表した『家庭における節電対策の推進』なるレポート。注目したいのは「主な節電対策を講じた場合の1軒あたりの期待節電量」という試算だ。

これによれば、エアコン1台を止めることで期待できる節電効果(1時間あたりの消費電力)は130ワット。一方、液晶テレビを1台消すと220ワットとなる。

単純に比較しても、テレビを消す節電効果は、エアコンの約1.7倍にもなるということだ。
引用元 黙殺された野村総研の“TV消せばエアコンの1.7倍節電”報告

この報道がなされたのは2011年ですが、体調に支障をきたしかねないエアコンで節電するより、誰のためにもならない情報を垂れ流すテレビを消すことの方が無理のない節電だと思います。

テレビ局にとって効果的な節電方法がテレビを消すことなどと口が裂けても言えるはずがありません。

まともな情報を流さない番組、特に玉川氏が出演しているモーニングショー等はいっそのこと番組休止を打ち出してみたらいかがでしょうか。誰も困ることはないでしょうし、少しはマスコミの信頼回復に役立てるかもしれません。もちろん節電にも貢献できるでしょう。

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