政府への批判を『行政監視』と主張する立民ですが、与党の国会質問の時間を寄こせと言っています。。。

党勢拡大はおろか、支持率回復もしないまま立憲民主党は参議院議員通常選挙に臨むことになりました。

立憲民主党は、なぜ支持が広がらないのか理解を全くしていないようです。公示日前の19日の街頭演説では驚きの言葉が飛び出しています。与党の国会質問は、『行政監視』に役立たないから質問時間を寄こせと訴えたのです。

『行政監視』と言えば聞こえは良いのかもしれませんが、立憲民主党が国会でやっていることはただの政府への批判です。少しは民主主義を尊重して支持率が低いことを反省したりしないのでしょうか???人々がどのように立憲民主党を見ているか、立憲民主党には永遠に理解することが出来ないようです。。。

街頭演説に立った立憲民主党の看板候補たち。。。

代表就任時、泉代表に求められていたのは党勢回復と立憲民主党の『極左』というイメージの払拭だったはずです。ですが泉代表はそうした課題を克服するどころか通常国会では存在感すら薄れてしまいました。

その立憲民主党の看板候補二人が、公示前に演説を行っていました。蓮舫議員と辻元清美氏です。

蓮舫氏は約10分30秒にわたって演説。内容も多岐にわたった。冒頭、自らの印象について

こうやって蓮舫と辻元清美が立つ。ある種の緊張感が走るんじゃないでしょうか?
確かに私たちは常に急先鋒で総理に向き合ってきました。でもそれは、切り取られたキツい言葉や、ワンフレーズ。本当の辻元と私は、非常に心温かい、優しい人だということ、まず杉並の皆さんに知ってもらいたいと思います
引用元 「本当の辻元と私は非常に心温かい、優しい人」 立憲蓮舫氏ら重鎮集結、街頭演説で拍手&笑い呼ぶ

呆れてしまうのは蓮舫議員の被害意識と自己評価です。きつい言葉やワンフレーズを切り取られたと訴えていますが、それは普段から立憲民主党が政府与党に対して行ってきたことなのではないでしょうか。。。

先日の内閣不信任案の賛成討論でも立憲民主党の議員が、岸田総理が発言した「しっかり」という言葉を、文脈を無視し切り取っていたと思います。

自分らは良くて、他人はダメという姿勢には誰も共感しないと思います。そしてこの日は更に呆れる発言が蓮舫議員から飛び出しました。

 蓮舫氏は、予算委員会などで歴代総理と向き合うことは「相当怖い」と吐露。その上で、与党の質問時間は行政監視に役立たないとして、立憲に配分すべきだと主張した。

「数十万人の国家公務員、そして向こうにファクトがある。こっちは野党だから調べると言っても限界がある。どう切り返されるのか、その切り返されたことにも、それ以上の調査力を持って、しっかりと切り込むことが、私は、国会の役割だと思ってきました。行政監視、国会は与野党を超えて、行政が間違っていないか、税金が正しく使われているか、チェックする機関なんじゃないですか?それがどうでしょうか?与党はチェックすらしない、与党の予算委員会の質問、お互いの自画自賛、そんなことするなら、その質問時間を私たちにくださいよ!
引用元 「本当の辻元と私は非常に心温かい、優しい人」 立憲蓮舫氏ら重鎮集結、街頭演説で拍手&笑い呼ぶ

与党議員の下に届く有権者の声は無視で良いのでしょうか。蓮舫議員の発言はあまりにも暴論です。与党議員に投票した人の想いはどうなるのでしょうか。

蓮舫議員は『行政監視』と言っていますが、多くの人は単なる政権批判と捉えていると思います。政権批判ばかりなら質問時間を他所に渡せと思っている人もいると思います。

このような政治姿勢を続けていては、立憲民主党が党勢拡大をすることはおろか、党勢回復は困難でしょう。

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