議論すら封じようとする菅直人元首相です。。。核共有をめぐって日本維新の会を批判していますが、日本維新の会は非核三原則には言及していません。。。ミスリードではないでしょうか。。。
菅直人元首相と日本維新の会の対立が深まっています。
菅直人元首相は日本維新の会を目の敵にしています。先日も大阪で日本維新の会批判をしたかと思えば、大阪市役所にアポなし訪問をするなどパフォーマンスに余念がありません。
その菅直人元首相は、日本維新の会が核共有についての議論を求めていることを痛烈に批判しています。ですが、日本維新の会が求めているのは『議論』であって『核共有』ではありません。
議論を都合よく挿げ替える姿に、元首相の面影はなくただの『活動家』にしか見えません。
大阪を離れて神奈川でも日本維新の会批判をする菅直人元首相です。。。
伝えられるところによれば、菅直人元首相は立憲民主党の政策のアピールというより、日本維新の会批判の方に重きを置いているように思えます。
実際、大阪を離れ神奈川で行った菅直人元首相の街頭活動は次のように伝えられています。
立憲民主党最高顧問で元首相の菅直人氏が21日、横浜市港北区の日吉駅前で街頭演説した。ロシアのウクライナ侵攻を受け、米国の核兵器を日本に配備し共同運用する核共有政策を巡る議論を呼びかけている日本維新の会を「世界の流れに逆行する」と批判した。
菅氏は戦後75年間、世界で核戦争が起きなかった最大の要因は「広島・長崎の悲劇が世界でよく知られているからだ」と指摘。「核兵器の被害を受けた日本までもが『核のボタン』を持とうとすると、世界中の国が核のボタンを持たざるを得なくなる」と訴えた。
夏の参院選に向け、「こんな維新を止める」と強調。
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引用元 立民・菅元首相「核共有、世界に逆行」と維新批判 横浜市内で演説
菅直人元首相は日本維新の会を『世界の流れに逆行』とまで言い放っています。それなら世界の流れに乗って真剣な安全保障の議論を立憲民主党にも是非行ってもらいたいものです。
都合の良いところだけ『世界が!』と言われても市民は困ってしまいます。
日本維新の会を目の敵にしている菅直人元首相ですが見落としている点もあります。
非核三原則見直しを削除した日本維新の会。。。
菅直人元首相は日本維新の会が核共有についての議論に積極的だと印象付けたいようですが、都合よく見落としている点があります。それが非核三原則についての日本維新の会の立場です。
3月に日本維新の会が提出した緊急提言では非核三原則についての言及は削除されているのです。
日本維新の会の藤田文武幹事長は3日、外務省を訪れ、ロシアによるウクライナ侵攻を受けた緊急提言を提出した。国内に米国の核兵器を配備し共同運用する「核共有」政策の議論を開始するよう要請。当初の提言案では、非核三原則の見直しに言及していたが、削除した。
藤田氏は変更の理由に関し「核保有をわれわれが率先してリードする意図は全くない。ミスリードが起こらないように配慮した」と記者団に説明した。岸田文雄首相は非核三原則を堅持する立場から、政府として核共有政策は議論しないと明言している。
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引用元 維新「核共有」議論提言 三原則見直しは削除
核共有が行われているNATOと同様の仕組みで行われるなら、核共有をする為には核兵器を日本に持ち込まなくては話になりません。
その為には非核三原則の1つ、『核を持ち込ませない』が最大の障壁になるのは目に見えています。
日本維新の会の藤田幹事長は『ミスリードが起こらないように配慮した』と説明していますが、まさか菅直人元首相のように積極的にミスリードする人物が現れるとは思ってもなかったはずです。
日本維新の会憎しでミスリードをしてまで批判を続ける菅直人元首相は、せめて『元首相』としての品位を保ってもらいたいと思います。