安保理決議違反である北朝鮮のミサイル発射に岸防衛大臣は抗議
北朝鮮から弾道ミサイルとみられるものが発射されたことを受け、岸防衛大臣は、大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議したことを明らかにしました。
岸信夫防衛大臣
「日米・米韓首脳会談や日米豪印首脳会合が開催された直後におけるこのようなミサイルの発射は明らかに挑発行動であり、断じて許されません」岸防衛大臣はこのように北朝鮮を非難したうえで、大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議したことを明らかにしました。
また、「新型コロナが拡大している状況にあっても、市民の命や暮らしを顧みることなく、核・ミサイル開発に注力し続けている」と懸念を示しました。
防衛省によりますと、弾道ミサイルは少なくとも2発発射され、1発目は最高高度およそ550キロで、およそ300キロ飛行、2発目は最高高度およそ50キロで、およそ750キロを変則軌道で飛行しました。
また岸田首相は、弾道ミサイルについて、情報収集を行うとともに、国民への情報提供や船舶などの安全確認を指示するとともに、報収集、国民への情報提供、そして何よりも周辺における船舶等の安全確認を指示したと述べました。
弾道ミサイル問題は幾度となく繰り返され、今後も安保理決議違反である北朝鮮のミサイル発射は頻発する可能性があるため、北朝鮮の動きを把握し、対処する必要があります。