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モーニングショーのコメンテーター玉川徹氏がまたしても浅い分析を披露しています。。。あまりにも近視眼的なコメントではないでしょうか。。。

新型コロナウイルス関連の情報でも浅い分析を繰り返していたテレビ朝日系のモーニングショーですが、門外漢のウクライナ情勢でもその姿勢を貫いています。

一般人の代表として出演しているのか、専門家でもないコメンテーターの玉川徹氏が、ウクライナ情勢をめぐるバイデン政権の対応について見解を述べていました。ですがそれもあまりに近視眼的で短絡的な分析でした。

モーニングショーも番組を継続する気があるなら、一般人代表のコメントを垂れ流すのではなく、きちんと課題に相応しい専門家を出演させるべきではないでしょうか。。。

玉川氏の呆れる見解。。。米国にとって損がないと主張です。。。

ウクライナ情勢を取り上げることが多くなったモーニングショーですが、玉川氏のコメントは収まる気配がありません。毎回、奇妙奇天烈な見解を披露しては専門家に即座に否定されています。

その玉川氏は懲りることなく、ウクライナ情勢についての米国の立ち位置について見解を披露しています。

テレビ朝日の玉川徹氏が9日、「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演。ロシアによるウクライナ侵攻について見解を述べた。
中略
玉川氏は「米国が意図してこの状況を作ったかは分からないが、結果として米国としてはいい状況ですよね。孫子が『戦わずして勝つ。これが善である』というようなことを言っているが、米国は一切戦ってないですから。武器を支援しているだけで。結果的にロシアはどんどん弱体化している」と指摘した。
さらに、「米国にとって損がない状況になっている。NATOは結束したし、米国の武器はこれからいっぱい売れていくでしょうし、米国人は1人も死にません。俯瞰で見ると、これが続くことは米国にとって損ではない」と持論を述べた。
引用元 ロシアのウクライナ侵攻に玉川徹氏「米国にとって損がない状況」孫子の兵法を引用

玉川氏は、孫子を用いてあたかも見解が正しいように語っていますが、孫子の兵法を説く以前に、米国の現状を認識しているのでしょうか。。。

米国も物価高に襲われています。。。

玉川氏はアメリカが経済的に潤っていると思っているようです。そしてその思い込みを根拠に『俯瞰的に見ると、これが続くことは米国にとって損ではない』としています。

本当に俯瞰的に玉川氏はアメリカの様子を見ているのでしょうか。イギリスの公共放送BBCは連邦準備制度理事会の動きを次のように伝えています。

アメリカの中央銀行に当たるFRBのジェローム・パウエル議長は4日の記者会見で、「インフレ率が非常に高くなっており、その結果の困難も承知している」と述べ、「我々はインフレ抑制のため迅速に動いている」と強調した。

FRBは、物価上昇のスピードに対抗するため、3月にも小幅の利上げを行っていた。アメリカのインフレ率は40年来の高水準にあり、今後も利上げが見込まれている。

世界中の家庭が物価上昇による家計圧迫を実感する中、各国がその抑制に取り組んでいる。
引用元 米FRB、22年ぶりの大幅利上げ 物価上昇に対抗

この連邦準備制度理事会の対応を見ても、『俯瞰的』に見て米国が損をしていないと言い切れるのでしょうか。しかも、バイデン政権は、中国問題に集中するはずだったのに、欧州に引きずられています。

こうした米国内の動きを見ると、玉川氏が俯瞰的ではなくあまりに短絡的、近視眼的に物事を見ているように思えてなりません。

モーニングショーはこのような報道姿勢で良いのでしょうか。情報番組と謳っていながら、その放送内容は情報番組というより、井戸端会議的な内容でしかありません。

約2か月後には参議院議員通常選挙の投開票が見込まれています。日本の行く末を左右する選挙です。あまりにも短絡的かつ近視眼的な放送内容は控えてもらいたいと思います。

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