『野党共闘』は断念したのでしょうか。。。参議院議員補欠選挙で立民と日本共産党が候補者を擁立しています。。。

今夏に行われる参議院議員通常選挙の前哨戦と位置づけられる参議院議員補欠選挙が行われています。

夏の参議院議員通常選挙で候補者一本化を計画している野党ですが、今回の補欠選挙では、立憲民主党と日本共産党がそれぞれ候補者を擁立しています。

候補者の一本化が遅々として進まない影響が補欠選挙でも現れた形です。

このような状態では夏の本番でも野党はバラバラな形になりそうです。

バラバラ感を醸しだした泉代表。。。

日本維新の会を除く野党各党は、近年の国政選挙では野党で候補を一本化して臨んでいました。当然、夏に行われる参議院議員通常選挙でも同様の選挙戦略にでるものと思われました。

ですが枝野幸男衆議院議員から泉健太衆議院議員に立憲民主党の代表が代わったことが影響してか、遅々として候補者一本化が進んでいません。

その泉代表率いる立憲民主党からは候補者一本化について諦めムードが漂っています。

立憲民主党は夏の参院選の1人区で、共産党や国民民主党との候補者の競合を事実上容認する方向となった。野党各党と候補者調整を行う意向だったが、調整は難しく方針転換した形。従来の野党共闘の枠組みは崩れつつあり、立民内からは「調整が付かないところは仕方がない」(幹部)との声も上がる。
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2016年、19年の参院選で、野党陣営は全ての1人区で候補を一本化。このうち16年は11、19年は10の選挙区でそれぞれ勝利した。
ただ、今回の参院選では、共産、国民が1人区で候補を積極的に擁立し、候補者一本化の調整は難航。立民と共産は富山、奈良、鳥取・島根、香川、長崎、宮崎で競合。立民と国民は山口、香川、宮崎でぶつかる。立民は調整を模索するが、同党関係者は「調整を待っていたら沈むだけだ」と危機感をあらわにする。
引用元 立民、1人区の競合容認 崩れる野党共闘―参院選

枝野前代表に出来て、泉代表には野党をまとめるといった手腕がないのでしょうか。泉代表も枝野前代表と同様に政権交代の選択肢となることを目指していると思いますが、政権交代の選択肢を目指すのではなく、泉代表自身がまずは力をつけるべきではないでしょうか。

そんな泉代表にとって初めての国政レベルの選挙が参議院議員の補欠選挙です。

泉代表、初の国政レベルの選挙で一本化ならず。。。

参議院議員通常選挙の前に石川県では参議院議員補欠選挙が実施されています。参議院議員通常選挙の直前ということもあり、野党も一本化して臨んでいるのかと思いましたが、立憲民主党と日本共産党の各党は候補者を擁立しています。

7日告示の参院石川選挙区補欠選挙は、立憲民主党と共産党がともに参戦し、夏の参院選改選1人区で野党候補者の一本化を強く訴えてきた両党にとって厳しい前哨戦となる。野党共闘の象徴と位置付けられてきた共通政策も折り合える保証はない。競合を容認するような空気も醸成されつつあり、立民と共産の距離は遠のきかねない。
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一方、立民の泉健太代表は野党が勝利したことがない選挙区に関して「各党が出してもいいのではないかという声もある」と指摘。競合を容認する発言とも受け止められており、参院選は限定的な共闘となる可能性もある。
引用元 立民、共産の同床異夢浮き彫りに 参院石川補選告示

もちろん、野党が候補者を一本化しなければならないというルールはありません。有権者に多様な選択肢が示されたことは良いことだと思います。

ですが、散々一本化に言及しておきながら、前哨戦と位置づけられる補欠選挙で一本化が叶わなかったことも事実です。

泉代表には野党を引っ張っていく実力があるのでしょうか。報道では7月10日に投票開票が行われるとされていますが、そうだとすると公示まで残された時間はあとわずかです。

泉代表に参議院議員通常選挙を乗り切る力は果たしてあるのでしょうか。

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