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モーニングショーの玉川徹氏がまたしても奇天烈な意見を表明しています。。。専門外のことに言及する暇があるなら早河会長の発言について言及するべきではないでしょうか。。。

ロシアのウクライナ侵攻を重点的に報道することにシフトしたモーニングショーですが、相変わらず、テレビ朝日社員の玉川徹氏にコメントをさせています。

玉川氏はテレビ朝日の社員として出演していますが、言い方を変えれば専門家ではないただの一般人です。

一般人のコメントを毎日毎日電波に乗せるテレビ朝日の姿勢には疑問しかありません。その玉川氏がまたしても違和感だらけのコメントを残していました。

玉川氏の発言の前日には、テレビ朝日早河会長が前社長の問題等を踏まえて、報酬の自主返上を表明しました。専門外のことにコメントをする前に、不祥事続きのテレビ朝日に組織体質についてコメントをするべきではないでしょうか。

違和感だらけの玉川氏の発言。。。

玉川氏は国際政治の専門家でもなければ、ウクライナ研究、ロシア研究の専門家ではありません。ただのテレビ朝日社員です。

その玉川氏がウクライナ情勢について理解に苦しむ発言をしていました。

話はミンスク合意に及び「合意が結ばれたときには履行しようとしたんだけど、ゼレンスキー大統領は大統領選で無視するよということで当選している。大統領になってからもアメリカを巻き込んで破棄するような方向ですすめていく」と分析し「もしミンスク合意を履行されていたらこの戦争はあったんだろうかというのを考えなければいけないんじゃないか」と言及。ミンスク合意を破棄することを目指したゼレンスキー大統領を問いただすような論調を展開した。

これに対して、廣瀬陽子慶大教授は「ウクライナはまったく同意していなかった。しかし2014年の内戦は、非常にウクライナにはつらいもので、止めないと分断してしまうということで合意してしまったという経緯がある。そのときは停戦すれば挽回できるという思惑もあった」とコメントした。

引用元 玉川徹氏 ミンスク合意破棄目指したウクライナ大統領を疑問視「露に攻め込む口実与えた」

ミンスク合意の破棄を目指したウクライナのゼレンスキー大統領に非があるというような口ぶりです。

玉川氏の主張が仮にあっているとしても、国連憲章2条4項はどうなるのでしょうか。国連憲章2条4項では武力による威嚇または武力の行使を禁止しています。

結局のところ、玉川氏の主張は都合の良いところのつまみ食いに過ぎないのです。

専門外のことをあたかも専門家のように語る玉川氏ですが、玉川氏に是非語ってもらいたいことがあります。

不祥事の責任をとって会長が報酬の自主返納を表明。。。

玉川氏が所属するテレビ朝日は昨年から不祥事が相次ぎました。その相次ぐ不祥事を受けてテレビ朝日の早河会長が報酬の自主返納を表明しました。

 テレビ朝日の早河洋会長が29日、東京・六本木の同局で行われた、定例会見に出席。会社経費の私的使用で辞任した亀山慶二前社長の監視義務を果たせなかったとして、自身を含む3人が4月から3カ月分の報酬の10%を自主返上することを発表した。

同局は先月9日、社員が詐欺容疑で大阪府警に逮捕されたことを発表。今月1日にも、同様の詐欺容疑で社員が逮捕されたことを受け、早河会長は「非常にショックを受けている」と話し、「捜査の結論を待って、規定に従い厳正に処分することになると思います」と語った。

一連の不祥事において継続中としている検証委員会による原因究明と再発防止のための調査について武田徹副会長は、原因を「ガバナンスの緩み、社員の倫理観」と位置づけ、「取締役会に提示、提案するべく最終調整しております」とした。
引用元 テレ朝・早河洋会長 前社長辞任問題で3カ月分報酬10%を自主返上「不適切な行動判明」

この早河会長の対応について玉川氏はどのような見解を持っているのでしょうか。残念ながら、玉川氏がテレビ朝日の不祥事について言及したという報道はなされていません。

常に舌鋒鋭く切り込む玉川氏には是非、この早河会長の対応やテレビ朝日の不祥事についてしっかり言及してもらいたいものです。

また検証委員会が調査しているということですが、この調査結果について玉川氏が出演するモーニングショーには是非特集を組んでもらい、そしていつも通りの批判的な視点からの論評が行われることを期待したいと思います。

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