参院選前に野党共闘が瓦解し始めたようです。。。立民はそんなに京都選挙区が大事なのでしょうか。。。


6月22日に公示され、7月10日に投開票が行われると一部で報じられている参議院議員通常選挙ですが、野党は早くもいざこざを起こしています。

近年の選挙は野党が『野党候補一本化』『野党共闘』といった流れになっていますが、今夏の選挙もその流れを汲んだものになりそうです。

ですが、『野党候補一本化』は進むどころか軋轢を各地で生んでいます。野党間の調整も、今の野党第一党には重いもののようです。

定式化した野党候補一本化ではなく、有権者に多様な選択肢を示すことの方が大事なのではないでしょうか。

立憲民主党と国民民主党がもめ続ける京都選挙区。。。

立憲民主党にどうしても譲れない選挙区があるようです。その選挙区は前幹事長の福山哲郎参議院議員が立候補予定の京都選挙区です。

京都選挙区をめぐっては、国民民主党の前原衆議院議員が共闘に否定的な考えを示していました。この前原衆議院議員の姿勢に噛みついたのが泉代表です。

 立憲民主党の泉健太代表は13日、福山哲郎前幹事長が5選を目指す今夏の参院選京都選挙区(改選数2)に、国民民主党の前原誠司代表代行(衆院京都2区)が候補擁立の考えを示していることについて、「(国民推薦の現職がいる)静岡とかに立憲民主党が立ててもよいのかという話になる」と述べ、前原氏をけん制した。
中略
こうした事情などから、党選対委員長や府連会長も務める前原氏は京都新聞社の取材に対し「国民府連としては福山さんに一本化する義理や借りは全くない」「過去は過去。複数区は原則、候補者を擁立する方針」と述べ、福山氏への支援に否定的な姿勢を示す。
引用元 立民・泉氏、京都選挙区で国民擁立示唆けん制 参院選「静岡とかに立てる話に」

長きに渡って野党第一党の幹事長を務めた福山参議院議員が国民民主党の協力を得なければ厳しい選挙戦になるというのであれば、なんともお寒い話です。

そもそも百歩譲って1人区で野党候補者を一本化するのは理解できるとしても複数人区で野党候補の一本化をする必要があるのでしょうか。

泉代表の発言と前原衆議院議員の発言を比べてみると、前原衆議院議員の『複数区は原則、候補者を擁立する方針』の方が有権者の共感を得ると思います。

こうした野党の候補者調整は、各地で行われていますが山形選挙区でも軋轢が生じています。

山形選挙区では日本共産党が難色。。。

山形選挙区は京都選挙区とは異なり、1人区です。1人区では候補者調整が進んでいるものと思いましたが、ここでも軋轢が生じています。

今夏の参院選に向け、山形選挙区(改選数1)で野党間の溝が表面化している。無所属から2020年に国民民主党入りし、党筆頭副代表を担う現職の舟山康江氏(55)は昨年12月、3選に向けていち早く立候補を表明。憲法論議への対応など国民の姿勢に難色を示す共産党山形県委員会は独自候補を擁立し、野党候補の一本化に向けた先行きは不透明になっている。
引用元 参院選山形 野党一本化、不透明に 国民現職に共産難色

国会での国民民主党の動きを懸念して日本共産党は、難色を示しているとのことですが、そもそも何故、政策や理念が違うのに野党候補の一本化に固執するのでしょうか。

一本化しないと与党候補に勝てないというのであれば、単純に『力不足』なだけです。

京都選挙区や山形選挙区で野党各党の対立が明らかになっています。対立をしている暇があるなら、野党各党とも各々力を付けることの方が先決ではないでしょうか。

いつまで選挙で『野党候補一本化』という茶番を続けるつもりなのでしょうか。このような茶番を続ける政党が国政にいて良いとは誰も思いません。これでは、こうした野党が自民党に勝つことはまずないでしょう。

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