岸田首相、日韓関係改善へ協力確認 次期大統領と電話会談
韓国の大統領選を終え、新たな政権が始まろうとする中、岸田首相は、尹錫悦次期大統領と電話で約15分間会談し、日韓関係の改善に向け、協力することを確認しました。
首相は大統領選勝利への祝意を直接伝えた上で、ウクライナ情勢などを念頭に「国際社会が時代を画するような大きな変化に直面する中、健全な日韓関係は国際秩序を守る上で不可欠だ」と指摘。「日韓関係を発展させていく必要があり、尹氏のリーダーシップに期待する。関係改善のためにともに協力していきたい」と強調した。
これに対し、尹氏は東日本大震災から11年の節目に触れながらお見舞いの言葉を述べた上で、「日韓関係を重視しており、関係改善に向けてともに協力していきたい」と応じた。首相によると、双方が「できるだけ早く対面で対話を行いたい」と述べ合ったという。
会談後、首相は元徴用工や慰安婦の問題に関するやりとりがあったか記者団から問われたが、「外交上のやりとりだ」として説明を避けた。
岸田首相は、できるだけ早期に対面で会談することを申し合わせ、北朝鮮の拉致問題やミサイル問題の解消を目指しています。
文在寅大統領によって国交正常化以来最悪とされましたが、岸田首相は近接する国として改善を求めています。
日韓関係は、お互いに協力し合える関係へと改善されることを願っています。
