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立民が憲法調査会でオンライン国会は憲法解釈の変更で可能と主張です。。。それならば平和安全法制にどうして反対したのでしょうか。。。


岸田内閣の最重要課題の1つでもあり、長年に渡って議論が行われてきた憲法改正ですが、今国会で2回目の衆議院憲法審査会が開催されます。

自由討議の形で行われる衆議院憲法審査会ですが、主要なテーマはオンラインによる国会審議です。憲法が制定時に想定しなかったことを議論することは国民にとっても意味があることと思います。

この自由討議では立憲民主党が開催前から憲法改正に反対する姿勢を示していました。それもあまりにご都合主義と受け取れる主張をしています。

憲法改正に反対するのは構いませんが、最終的に決めるのは国民です。国民投票の機会すら与えないという姿勢にはまったく合点がいきません。

衆議院憲法審査会が開催、その一方で参議院の方は。。。

長年に渡って議論が行われていながら、遅々として進まない憲法改正ですが、国会での議論は衆参両院の憲法審査会で行われています。

衆議院憲法審査会は今国会2回目の開催が決まりましたが、参議院では開催する気配がありません。

衆議院憲法審査会は、新型コロナの感染拡大を受けて、与野党双方からオンラインによる国会審議の実現に、前向きな意見が出ていることを踏まえ17日、今の国会で2回目となる審査会を開き、各党による自由討議を行うことになりました。

中略

17日は、国会議員の出席に関する憲法上の規定などについて、衆議院の担当者から説明を受けたうえで、各党がそれぞれの意見を表明することにしています。

一方、参議院憲法審査会も16日、与野党の筆頭幹事が会談し、衆参両院で新年度予算案の審議が行われている間は、与野党の合意がない限り、審査会を開催しないことで一致しました。
引用元 衆院憲法審査会 オンラインによる国会審議をテーマに あす開催

参議院の憲法審査会は衆議院のそれとは異なり、新年度予算の審議が行われている間は開催しないことで与野党一致したとのことです。

衆議院の憲法審査会を見れば、自由討議に閣僚の出席を必要としていないことは一目瞭然です。この参議院での与野党の対応には呆れて言葉がありません。

そして開催される衆議院憲法審査会を前に立憲民主党の衆議院議員がオンライン審議についての見解を表明しています。

オンライン審議は改憲せずともできる。。。改憲したくないだけでは?。。。

自由討議の主要テーマとされたオンライン審議について、衆議院憲法審査会が開催される前に、立憲民主党の奥野総一郎衆議院議員が見解を語っていました。

奥野氏は衆院憲法審査会で野党筆頭幹事を務め、10日の憲法審査会で衆参両院の規則改正による国会でのオンライン審議の導入を提案した。

憲法56条には「総議員の3分の1以上の出席がなければ、議事を開き議決することができない」という規定があるが、奥野氏は「オンライン質疑のようなものは、憲法制定当時には想定されていない。安保法制のような憲法の基本理念に関わる問題とは異なる。であれば、時代の変化に対応して柔軟に解釈すればいい」と語った。
引用元 立憲・奥野総一郎氏 国会のオンライン審議 改憲せずに実現できる

制定時に想定されていないことを解釈で乗り切ろうとする姿勢が表れています。憲法改正が必要でないことをアピールしたいのでしょうが、このような解釈で乗り切ろうとするのが自称『護憲派』の考え方なのでしょうか。

奥野氏は『憲法の基本理念』云々と語っていますが、制定時に想定していないのは日本の安全保障環境も同じです。今のような厳しさも当然、憲法は想定してなかったと思います。『あれは解釈で大丈夫、これは解釈ではダメ』との主張がまかり通れば、法的安定性や予見可能性もあったものではありません。

余りにご都合主義で『解釈』を持ち出してもらいたくありません。

憲法改正の是非を決めるのは主権者である国民であって国会議員ではありません。すみやかに議論をして国民投票の機会を国民に与えて欲しいと思います。

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