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ようやく北京五輪について批判的な発言が飛び出したサンデーモーニング。。。的外れですし、遅すぎではないでしょうか。。。


北京五輪で熱戦が繰り広げられています。東京五輪では『延期だ!中止だ!』と主張していたマスコミは鳴りを潜め、人権問題を抱える中国での五輪開催に異を唱えるマスコミはいませんでした。

ようやくサンデーモーニングに出演しているジャーナリストの青木理氏が北京五輪に異論を唱えましたが、遅すぎる批判の上に的外れな批判になっています。

北京五輪を批判しているのに東京五輪の批判も併せて行うその姿勢を見ると、日本を批判せずにはいられないのでしょうか。

北京五輪の批判に併せて東京五輪も持ち出す。。。

深刻な人権問題を抱えている中国ですが、そこでの五輪開催について日本のマスコミは沈黙をしていました。外交的ボイコットが騒がれた時も、注目したのは外交的ボイコットの賛否であってその背景の人権問題をクローズアップし、北京五輪の開催に異を唱えたマスコミはいませんでした。

そのマスコミの中からようやく北京五輪について異を唱える番組、出演者が現れました。

五輪について青木氏は「個人的には個々の競技、正直言うと見ていて感動したりとか、すごいなと思ったシーンがたくさんあるんです」とした上で「スポーツのすばらしさを痛感する一方で、何か心から楽しめない。東京オリンピックもそうでした。東京の場合でいうと命より開催の方が優先された感じもありますし、中国で言うと国威発揚、人権よりも開催なんだ、と。逆に政治利用の気配がものすごく強まっている」と指摘した。
引用元 青木理氏、北京五輪を「心から楽しめない…政治利用の気配がものすごく強まっている」

サンデーモーニングに出演する青木氏が北京五輪について異を唱えていますが、何故東京五輪を持ち出す必要があるのでしょうか。

そもそも東京五輪の開催と命を守ることは相関関係ではありません。五輪の政治利用を指摘したいのでしょうが、それは東京五輪の開催=命に関わると喧伝していた人達についても指摘するべきではないでしょうか。

青木氏の批判はまだ続きますが、そこでも北京五輪単独ではなく東京五輪もセットで批判しています。

権威主義国家でないと開催できない?。。。

北京五輪への真正面からの批判を期待していましたが、青木氏は日本もセット批判しないといけないという番組制作側からの指示でも受けていたのでしょうか。

そしてまたしても的外れな批判を展開しています。

「結果的に東京もそうでしたけど、開催費が膨大にかかる商業化する肥大化するオリンピックが原点からだいぶ外れてきちゃったんだな、と。このまま行くと恐らく権威主義的な国家とか、あるいは国威発揚するような国家でしか恐らく、今後、オリンピックなんて開けないんじゃないか。実際そういう傾向になってきています
引用元 青木理氏、北京五輪を「心から楽しめない…政治利用の気配がものすごく強まっている」

日本と中国を同列に論じたいのでしょうが、国威発揚は五輪開催で副次的に発生する効果ではないでしょうか。この国威発揚については今に始まったことではありません。

青木氏は重要な視点が欠落しています。夏季五輪は、パリ、ロサンゼルスと開催が決定しており、冬季五輪はミラノと決定します。

つまりフランス、アメリカ、イタリアのどこが権威主義または国威発揚するような国家なのでしょうか。

思い込みで語るのは致し方ありませんが、公共の電波に乗っけるに相応しい話をテレビ番組では行うべきです。

北京五輪についての批判がサンデーモーニングと青木氏から出たことは、あまりに遅すぎるものの、評価はしたいと思いますが、いい加減、日本をセットで批判をするのはやめるべきです。

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