連合と国民民主党が日本共産党との連携に拒否感をあらわに。。。泉代表の苦悩は続きそうです。。。


夏に行われる予定の参議院議員通常選挙に向けて各政党が動いています。中でも動きが鈍いのが野党第一党の立憲民主党です。

代表が交代した時からの課題である日本共産党の選挙協力について未だに解決策を見い出せていません。

そんな立憲民主党に支持団体の連合や、元は同じ旧民主党の国民民主党が日本共産党との選挙協力に拒否感をあらわにしています。

この選挙をめぐる攻防はいつになったら解決するのでしょうか。政策の議論が話題の中心になる日はまだ当分訪れそうにありません。

連合の基本方針に、異論はでませんでした。。。

立憲民主党の支持団体の連合は、夏の参議院議員通常選挙の基本方針案を策定しました。その基本方針案では『支援政党』が明記されない異例のものでした。

その異例の基本方針案が議論された場では異論すら出なかったと伝えられています。

連合は1月、今後の政治方針を決める会議を開いた。「厳秘」と書かれた参院選基本方針案がメンバーに配られた。

中略

方針案には、支援政党が明記されていなかった。

1989年結成の連合は、自民党にかわる「新しい政治勢力の形成」を掲げて、93年の細川政権や2009年の民主党政権では非自民勢力の結集を後押しした。民主党を源流にする政党の支援を明確にしてきたが、これまでとは明らかに違う異例の対応だ。

さらには「目的が大きく異なる政党や団体等と連携・協力する候補者は推薦しないという姿勢を明確にする必要がある」と、共産党との連携・協力に歯止めとなる一文も盛り込まれていた。
引用元 「自民シフト?」 支援政党を明記しない連合新方針、異論なき決定 

連合の日本共産党をめぐる姿勢は終始一貫しています。現会長や前会長は一貫して否定的な姿勢を立憲民主党に示し続けてきました。

その連合の姿勢は衆議院議員総選挙が実施された後も変わることはありませんでした。

枝野前代表が何をいおうとも変わらなかった連合の姿勢を泉代表がなにか言ったからといって変わるとも到底思えません。

立憲民主党にとって窮地とも言える状況ですが、この状況に追い討ちをかけているのが国民民主党の動向です。

国民民主党の連合の方針に追従。。。

立憲民主党と同様に連合からの支援を受けている国民民主党は、立憲民主党とは異なり、日本共産党との選挙協力に否定的な姿勢を示しています。

11日に開催された国民民主党の党大会で玉木代表は次のように発言しています。

このあと玉木代表は記者会見し、参議院選挙の東京選挙区での対応について、「『都民ファーストの会』と統一の候補者で戦っていきたい。政策の一致が前提なので、踏み込んだ協議を続けている」と述べました。

一方、「1人区」での候補者の一本化について「外交安全保障やエネルギー政策で、非現実的なことを言う勢力とは組めない。選挙のためにくっついたり離れたりすることは理解が得られない」と述べ、共産党との連携には否定的な考えを重ねて示しました。
引用元 国民 玉木代表 参院選東京選挙区 都民ファーストと統一候補を

政策が一致することが前提と玉木代表は語っていますが、そこの一致がなくして選挙今日協力をしていては、有権者からの信用はなくなりかねません。

この玉木代表の正論は立憲民主党に届くことがあるのでしょうか。

連合と国民民主党に見放されつつある立憲民主党に参議院議員通常選挙後の『先』はあるとは全く思えません。

泉代表の決断に残された時間はあとわずかです。

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