立民が衆議院議員総選挙を総括。。。一方で連合は参議院議員通常選挙の基本方針で支援政党を明記しませんでした。。。
ようやく立憲民主党が衆議院議員総選挙の総括案がまとまりました。ですが自省の姿勢は見受けられず『誤解で世の中を染められた』との主張が盛り込まれる見通しです。
そして参議院議員通常選挙に向けて『中道の立ち位置までウイングを伸ばす』とも盛り込まれる見通しですが、立憲民主党が世間からどのように見られているか気がついていないのでしょうか。
そんな立憲民主党の支持団体の連合ですが驚きの行動に出ました。参議院議員通常選挙の基本方針を定めましたが、支援政党が明記されていないというのです。
自省もなく支持団体が離れた立憲民主党は万事休すといった状況です。
反省の色がない。。。立憲民主党の総括案。。。
衆議院議員総選挙ではまさかの13議席も減らした立憲民主党がようやくその敗北の総括案をまとめました。
その総括案では、日本共産党との共闘で誤解があったとしています。
立憲民主党がまとめた昨年衆院選の総括案の内容が24日、わかった。枝野幸男前代表が共産党と結んだ選挙協力の合意について、「誤解で世の中を染められた」と悪影響があったと指摘。「野党共闘」による候補者一本化だけでは無党派層を取り込めなかったとし、夏の参院選に向けて「中道の立ち位置までウィングを伸ばす」重要性を強調している。
立憲は衆院選で、共産、国民民主、れいわ新選組、社民各党と213の小選挙区で候補者を一本化したが、13議席減の96議席に終わり、枝野氏が引責辞任した。
引用元 「誤解で世の中を染められた」共産との衆院選協力 立憲が総括案
『誤解に負けた』と言わんばかりです。誤解されないような言動を取ればよかったのではないでしょうか。そして『誤解』されたとしても国政政党なら誤解を解く力もあるのではないでしょうか。
内ではなく外に要因を求める時点で自省しているとは言い難いと思います。そして『中道の立ち位置までウィングを伸ばす』としていますが、日本共産党との共闘をしたままで、中道と誰が認識するのでしょうか。
ここでも『甘い』立憲民主党の姿勢を窺い知ることが出来ましたが、支持団体の連合は立憲民主党のような『甘さ』を持ち合わせていないようです。そしてこの姿勢は過去の民主党の時と何ら成長がありません。反省することなくして、市民の信用など得られることはまずないでしょう。
連合、まさかの支援政党を明記せず。。。
連合は現会長、そして前会長も立憲民主党と日本共産党との共闘に否定的な姿勢を示し続けてきました。
現会長の芳野会長は、折に触れては立憲民主党と日本共産党との共闘はあり得ないと、衆議院議員総選挙後も主張しています。
その連合が参議院議員通常選挙の基本方針を定めましたが、驚きの内容になっています。
連合は21日、夏の参院選に向けた基本方針案をまとめた。共産党を念頭に、「目的が大きく異なる政党や団体等と連携・協力する候補者は推薦しない」と明記した。連合のこうした方針は、参院選の「野党共闘」に影響を与えそうだ。
昨年の衆院選の基本方針では、立憲民主、国民民主両党を支援政党として明示したが、今回は両党と「必要な調整にあたる」との記述にとどめた。両党の合流の見通しが立たない中、立民を支持する官公労系と国民を支持する民間産別労組の対立を避ける狙いがある。
引用元 連合、参院選の支援政党明示せず…基本方針案「目的が異なる政党等と連携する候補者は推薦しない」
この連合の対応は、芳野会長のこれまでの発言を聞けば、予測できたものです。
夏の参議院議員通常選挙は立憲民主党の存亡をかけた選挙になることは間違いありませんが、仮に連合が本当に支援しなければ、存亡をかけた戦いの前に、結果は火を見るよりも明らかです。
ここまで怒り心頭の連合を前に立憲民主党はどのような策を講じるのでしょうか。泉代表はとんでもない負の遺産を引き継いでしまったようです。