韓国の文在寅大統領、北京五輪開幕式出席を断念。。。
2022年北京冬季五輪の開催予定日が近づく中、外交的ボイコットが相次ぎ、人権問題が繰り返し取り沙汰されています。
その中で、韓国の文在寅大統領が北京五輪の参加について述べました。
【ソウル=豊浦潤一】韓国大統領府関係者は12日、来月の北京五輪開会式に文在寅(ムンジェイン)大統領が参加するかどうかについて「検討していない」と明言した。「適切な代表団を派遣すべく検討中」とも話した。韓国報道陣の質問に答えた。
欧米各国の首脳が「外交的ボイコット」を表明する中、親中路線を強めてきた文氏は、開会式に合わせた訪中の可能性をぎりぎりまで探っていたが、断念した。
文氏が政権のレガシー(政治的な遺産)とすべく取り組んできた朝鮮戦争(1950~53年)の終戦宣言について、文氏は、開会式で米中と南北首脳が一堂に会した場で実現するシナリオを描いてきたが、米国の外交的ボイコット表明に加えて、北朝鮮が五輪不参加を表明した。
それでも文氏は、北京で習近平(シージンピン)国家主席との首脳会談を実現させ、北朝鮮の金与正(キムヨジョン)朝鮮労働党副部長ら金正恩(キムジョンウン)党総書記の側近とも会談できれば、5月の任期末までの宣言実現に望みをつなげると考えていた模様だ。訪中して平和ムードを高めれば、3月9日投開票の韓国大統領選での与党勝利に貢献できるとの思惑もあったとみられる。
北京五輪開催に向けて、問題視されている新型コロナウイルスの感染拡大が沈静化しない限りは、会談が困難だと判断されたのでしょうか。
あるいは政治目的ができないと判断され、参加を断念したのでしょうか。
いずれにしても、北京五輪開催は、各国からの厳しい目が向けられていることに変わりはないと思います。